【スターコラム】女優ハン・ヒョジュ、私の物語 ― Vol.1
どのように言えばこの女優を上手く表現できるだろう。明るく美しい女優。ロマンスや時代劇に似合う女優と表現するには、常にイメージチェンジが図られる。ドラマ「華麗なる遺産」「トンイ」などでお茶の間の視聴者を魅了した彼女は、映画にその活動領域を広げ「王になった男」「ファイヤー・ブラスト 恋に落ちた消防士」などを通じて本人が持っている多様な姿の一部を公開した。結果は大成功だった。
最近バラエティ番組で彼女ならではの負けん気と気さくな姿を見せたうえに、「美しい!」という流行語を作ったハン・ヒョジュ、彼女が今度は今までのイメージを脱ぎ捨て、映画「監視者たち」でアクション演技に挑戦した。彼女は同僚の俳優も絶賛するほど、アクション演技への才能を見せ、また異なる姿を披露した。
ハン・ヒョジュの本当の姿はまだ誰にも分からない。まだ本人すら自身の姿を全部は分からないというのでさらに気になる彼女の話に耳を傾けてみよう。/編集者
皆さん、始めまして^^よろしくお願いします~!
NAVER スターコラム:ハン・ヒョジュこんにちは。ハン・ヒョジュです。蒸し暑い夏ですが皆様お元気ですか?テレビや映画ではなく、このようにして皆様にお会いでき、とても新鮮な気分です。作品でだけ皆様と交流していましたが、このようにハン・ヒョジュというタイトルで交流することになり、とても嬉しいです^______^
デビューしてからもう10年になりましたね……私は気付いてなかったのですが、周りから言われました。デビュー10年目の感想はどうかと。そういったことを感じる余裕もなく、これまで一生懸命に走ってきたと思います。10年という期間に特別な意味を置くより、これをきっかけに私のことを知らせることができる時間を設けたいと思います。これを書いている私自身も「私にこんな姿があったかな?」と思うほど、今までを振り返ることができる良い時間になりそうで、今からドキドキします。
女優ハン・ヒョジュという名前を付けられた時から現在に至るまでの話、聞いてみますか?
文が下手でも大目に見てください~そうでないと憎みますよ(?)!!
“ミス・ピングレ”が芸能人になるまで…
たまに誰かに「芸能界に入ったきっかけはなんなの?」と聞かれると、そのたびに思い出そうとしましたが、答えはいつも「さあ……」でした。高校の頃、暑い夏の日に偶然インターネットでバナー広告を見ました。ミス・ピングレ選抜大会を開催するとのことでした。そこに自ら志願したのです。その縁が今に至るわけです。今考えてもなぜ志願したのかはよく分かりません。それまで夢はたくさんありましたが、具体的な目標はなかった状態でしたので。もちろん私が大会で入賞するとは夢にも思いませんでした。本当に、何の度胸だったのか……^^;; 当時はプロフィール写真撮影が流行っていました。今は見慣れないかもしれませんが、ご存知の方もいると思います。顔は白く写り、あまりに白くて鼻はなくなる、そういう写真です。友だちと一緒に撮った写真を大会に提出しました。思い切って皆様に公開したいところですが、残念ながら見つかりませんでした(泣) とにかく!ソウルから連絡が来ました。願書が合格したので、オーディションに来るようにと。そこから悩みが始まりました。なぜですかって?私の母はとても厳しい人でしたので、芸能人になりたいと、どう言い出せばいいのか心配したのです。だからと言って1人でソウルまで行くわけにもいかないし……。
顔色ばかりうかがって、最終的には殴られる覚悟で母に本音を告白しました。
「お母さん、実はこういうことがあって、合格したんだけど、ソウルまで面接に来いって。お母さんがダメと言うなら行かないから」
普段おしゃれすることも嫌がっていた母だったので、怒られると思いましたが、その話が終わるや否や爆笑しました。何だろう、この反応は?
「あなたが?芸能人?」
ちょうどこのような反応でした。幸い母は、娘がそのような大会を通じて学生の頃の特別な思い出を残すことができるだろうと思ったようです。幸い夏休みの期間中でもありましたし。結局母と一緒に、気楽に受けに行きました。笑いながら手を繋いでソウルに行った私が今こういうふうになりましたね。
この時は恐らく…「華麗なる遺産」の時です。初々しい(?)ですよね?
幸い良い結果で、デビューすることになりました。本格的に演技を習うためには首都圏の塾に通う必要がありました。大学も演技専攻にすると決めていたので、スーツケース2つを持ち1人で高速バスに乗ってソウルに上京しました。その時はスーツケース2個しかなかったのですが、今は賃貸の家が一つですね。10年経った今、私に新しくできたものは、ソウルでの拠り所です。それでも、この程度なら成功したと言えますよね?^^vこのようにして今日のハン・ヒョジュが存在します。幸い「華麗なる遺産」「トンイ」など、良い作品にめぐり合い、徐々に顔を知らせることができました。当時母にソウル行きを反対されていたら、今このように書いていることもなかったでしょうね(笑)
その後「ノンストップ5」に出演し、映画やドラマなど、様々な作品にめぐり合いました。その中で欠かせないのは「華麗なる遺産」と「トンイ」です。もちろん他の作品もたくさんありますが、ハン・ヒョジュにとってこの2つの作品はたくさんのことを残してくれた作品です。
スビン兄、スンギ、チェウォンと仲良くブイ~!
“人”を残してくれた「華麗なる遺産」
「華麗なる遺産」は視聴率の面でなかなか経験できない良い成績を収めましたが、それより私にとっては人を残してくれた作品です。(イ)スンギ、(ムン)チェウォン、(パク)ハソンなど、数少ない同年代の芸能人の友だちです。実際先輩と共演する機会は多いですが、同じ歳の友だちとの共演は簡単ではありません。成長して行く姿を一緒に見守り、同世代同士色々な話をできることがとても心強く、ありがたいです。同僚の俳優とはまた違う感じです。これから、何があっても応援してあげたい友達です。あ!この前、スンギがコラムで私の話をしたことありますよね?合わせてくれると言っていたと思いますが、合わせてくれなかったら承知しないぞ!
こう言っていますが、そんなことありません。私も同じ立場で、一緒に頑張ったのです。もちろん、当時スンギがかなり緊張していたのは事実です。今ドラマに出演しているのを見ると、本当に上手だと思います。「キング~Two Hearts」の時は輝いていました。「九家の書」も面白かったです。
「華麗なる遺産」のメンバーとは年に1~2回は会います。今年の頭にも会いました。「ファイヤー・ブラスト 恋に落ちた消防士」の公開後だったかな……とにかく、スンギに「私たち、また共演しないとね」と言うと「おう、いいぞ!」と答えてくれました。次にチャンスがあれば、もう一度共演したいです。ハツラツとしたラブコメや面白いジャンルの作品が良さそうですが、皆様はどう思われますか?良い作品がありましたらお勧めしてください~!
じゃ~ん!正確な5対5の分け目がこの技(?)のポイント!
「トンイ」ハン・ヒョジュ24歳のすべてだった
私のことを「トンイ」なしでは語れません。「トンイ」は私の24歳のすべてだったからです。当時人間ハン・ヒョジュとしての思い出や日常は思い出せません。日常が「トンイ」だったからです。撮影をする1年の間、大変でしたが一生懸命に臨みました。振り返ってみるととてもたくさんのことを残してくれた作品です。女優としても、人間としても。「トンイ」は私にとって、大きな山を一度越えた感じでした。息がつまり、できないと言いながらも、何とか頂上まで登った感じ?一度このような経験をして大いに役立ちました。人間として我慢する方法も分かりましたし、何でもできそうな気がしました。撮影現場の中での生活はとても熾烈でした。毎週挑戦する感じで私は試されました。そのたびに「私はトンイだから、後で私がこれをした時間を後悔することがないようにしよう。そういう気持ちで頑張ろう」という心構えで臨みました。おかげさまで賞も頂きましたし^^
「トンイ」はそのテーマと内容いずれも新鮮でした。「尊い心を抱いてこそ、尊い人になる」というテーマの作品です。しばらくはここまで良いドラマはなかなかないと思います。私は“成長”と深く関係があるじゃないですか。何をそんなに成長するのか……あ!身長はこれ以上成長したら困る!^^;;
束の間の休憩中のトンイです^^
私が言うのもあれですが、いつの間にか私に「明るく元気で優しいキャラクター」というイメージが作られていました。それでもあえて捨てようとは思いませんでした。とても良く見てくださるということなので。それを捨てるために努力する必要はないと思います。人間ハン・ヒョジュの姿ではなく、作品で作られたイメージは、作品で「わたし、こういう姿もあります」と語りながら解いていけますので。映画「監視者たち」がその良い例です。ロマンス、時代劇などとジャンルが限られていた私にとって「監視者たち」はスキニージーンズのような作品です。先ほど言ったイメージを捨てられるチャンスができたのです。
次回は「監視者たち」をはじめ、気恥ずかしく身に余る“(観客動員数)1000万俳優”という修飾語を与えてくれた「王になった男」「ファイヤー・ブラスト 恋に落ちた消防士」などの映画を中心に話したいと思います。続くハン・ヒョジュの話、楽しみにしてくださいますよね?すぐ、戻ります!
“花ブタ”ハ・ユンジュで戻った今の私の姿です^^v
文:ハン・ヒョジュ
「NAVER スターコラム」は、注目の俳優やアイドル、アーティストたち本人がコラムを執筆。話題のスターが直接書いたコラムをお届けしています。- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ハン・ヒョジュ、編集 : ファン・ヨンヒ代表(アジア経済 スポーツトゥデイ)、写真 : Issue Daily、BHエンターテインメント
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