【REPORT】初日は“PRODUCE”出身アーティストが大集結…デビュー目前アイドルの最速披露も!― 「KCON 2019 JAPAN×M COUNTDOWN」1日目
「KCON 2019 JAPAN」 ⓒ CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved
K-POP、K-DRAMA、K-BEAUTY、K-FOODなど韓国の人気文化コンテンツを融合させた世界最大級のコンベンション型フェスティバル。日本開催5回目となる「KCON 2019 JAPAN」が5月17日、18日、19日の3日間、幕張メッセ国際展示場にて開催された。夜には「M COUNTDOWN」のライブが実施され、今年も人気アーティストが集結。スペシャルなステージで観客を魅了した。バトルを勝ち抜いたアーティストによるPre Showも必見
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まずは「M COUNTDOWN」に先がけて、Pre Showのステージが行われた。Pre Showには“スター応援動画アプリ「mysta(マイスタ)」”にて出演をかけてのバトル投票で勝ち抜いた6組のアーティストが出演。この日はNTBとApeaceの2組が登場。NTBは韓国デビュー曲「DRAMATIC」を。3人体制だがステージの広さを感じさせないほどエネルギッシュで熱いステージを見せた。Apeaceはジャケットをはだけさせる脱皮ダンスが目を惹く「Never Ever End」を披露。シヒョクがメンバーの背中を土台にジャンプすると「おおっ!」と歓声が。エンディングはメインダンサーのヨンウクの派手なパフォーマンスで大きな拍手と歓声を受けた。
オープニング映像ではPENTAGON、宇宙少女、AB6IXのメンバーたちが、会場でのマナーや注意事項をコント風に説明。続いてKCONの歴史を綴った映像と、この日の出演アーティストのラインナップが発表されて観客の期待が高まった。
迫力と独自の世界観をみせつけたATEEZでスタート
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ライトが反転して静まり返ると、メインステージに現れたのはATEEZ。昨年10月にデビューし、早くも次世代パフォーマンスドル(パフォーマンス+アイドル)として注目を集めている彼らは、旗を持ったバッグダンサーとともに「HALA HALA」のステージを。途中でセンターステージに移動すると、ダンスブレイクを披露。迫力のある群舞で観客の目をくぎ付けにした。MCではリーダーのHONGJOONGが「日本で初めてKCONのステージに立つことができて光栄です」、ユンホが「この場に招待してくださって、本当にありがとうございます。これからも頑張りますので、(日本語で)皆さん、ATEEZをたくさん応援してください!」とアピール。
続いてはデビューアルバムからK-POP界の海賊王になるとの決意を込めた「Pirate King」から、2集アルバムのタイトル曲「Say My Name」をメドレーで。黒の衣装に映える赤い手袋をつけての細かい手の動きのパフォーマンスが圧巻で、新人らしからぬ迫力と独自の世界観を存分に見せつけたATEEZだった。
IZ*ONE 矢吹奈子とクォン・ウンビがスぺシャルMCで登場
ここでスペシャルMCとして、IZ*ONEの矢吹奈子とクォン・ウンビが登場。クォン・ウンビが「IZ*ONEが初めてKCONに出ることができました」と韓国語でコメントし、矢吹奈子が「本当に、本当にうれしいです」と日本語で応じるといった具合に、ほほえましいトークが進行。今年で5年目を迎える「KCON JAPAN」を記念したスピンオフ企画「KCON GIRLS」の説明も流暢にこなし、「皆さん、楽しんでください。約束してくれますか~?」と愛らしく呼びかけた。クォン・ウンビが「KCONを楽しむ準備ができましたら、歓声とともに自分の応援するチームのペンライトを振ってください~」と日本語でコメントすると、観客からは「かわいい~」と歓声が。矢吹奈子の「では『KCON 2019 JAPAN』、始めてみましょうか」の掛け声から、おなじみとなった決めセリフ「Let's KCON!」を観客と大合唱。
フレッシュな魅力で新しいファンを獲得したCherry Bullet
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2組目はFNCエンターテインメントが自信を持って送り出したガールズグループCherry Bullet。センターステージでデビュー曲の「Q&A」を披露し、キュートな魅力をさく裂させた。途中には迫力満点のダンスブレイクを挟み、一転して曲がスローになるとメインボーカルのヘユンが伸びやかな高音を披露して大歓声が。曲を終えたところで観客に「こんにちは~」「皆さん、一緒に楽しみましょう」と話しかけながらメインステージに移動すると、改めて日本人メンバーのレミとメイが「KCONを通して、私たちの曲を聴いていただけてとてもうれしいです」、「これからも頑張っていくので応援よろしくお願いします」と挨拶した。2曲目は恋に落ちた少女の胸がときめく姿を表現した「Stick out」。「ララララ」と歌うパートで元気よく手を伸ばす振付けのかわいらしさで観客を魅了した。今年1月デビューとあって、初めて彼女たちを見た観客もいたようで、スクリーンにメンバーのアップが映し出されるたびに「かわいい!」「歌うまい~」とのどよめきも。どんどん新しいファンを獲得しているCherry Bulletのフレッシュなステージだった。
ATEEZがBTS、THE BOYZが東方神起をリスペクトカバー
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ここでスクリーンに「Beginning Of The Legend」とのタイトルとともに、BTS(防弾少年団)と東方神起の映像が流れると、メインステージにホワイトシャツをまとったATEEZが登場。メンバーがリスペクトするBTSの「I NEED U」を全力でカバーすると、気迫のこもったパフォーマンスに観客は大歓声で応えた。続いて、サブステージにはTHE BOYZが登場。披露したのは「Rising Sun」で、数ある東方神起の名曲の中でも、彼らのイメージに合う選曲は見事だ。。イントロでは5人ずつで高くジャンプをすると大歓声があがり、10人での大迫力の群舞で魅せた。
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「会場が一段と熱くなりましたね」と再びMCの矢吹奈子とクォン・ウンビが登場。ここまでのステージの感想や、「KCON」の魅力を語り「KCON愛してます~」と両手でハートを作ると男性ファンの大歓声が。そんな時、会場の下手のサブステージ付近から大きなどよめきが巻き起こり、次のアーティストのシルエットが浮かびあがった。ウンビが「胸キュン悠初者。視線強奪者。柔らかくて愛らしいまなざしが魅力的」と紹介すると、サブステージの椅子に座ってチョン・セウンが登場。優しい歌声とほんわかトークで会場を和ませたチョン・セウン
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チョン・セウンは恋に落ちた相手にときめく心を積極的に告白する曲「Feeling」を、ギターの弾き語りのアコースティックバージョンで披露。サビの甘い裏声で悩殺した後は「ニガチョア」の韓国語セリフの部分を「君が好き」に変え、悲鳴に似た歓声が。途中からはギターを置いてセンターステージのバンドと合流し、ポップなステージを作り上げた。MCでは日本語で「皆さん、こんばんは。今日、皆さんに……」と挨拶しようとするも、緊張で忘れてしまい「ちょっと待ってください」を連発。韓国語で「通訳はいないみたいですね。どうしたのかな。思い出せない」と苦笑したかと思うと、急に思い出したのか「あ! 今日は皆さんのために特別な曲を準備しました。聴いてください。『Lemon』です」と無事に曲紹介が成功。
ピアノサウンドとともにスクリーンとライトがモノトーンに変化すると、流暢な日本語で耳を幸せにする柔らかい歌声を披露して観客を魅了した。ソロシンガーとしての実力を見せつけるとともに、ほんわかとしたMCで会場を和ませたチョン・セウンだった。
デビュー前から話題沸騰のAB6IX…新曲を最速披露
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4組目はWanna One出身のパク・ウジンとイ・デフィ、MXMで活動したイム・ヨンミンとキム・ドンヒョン、そして新メンバーとして合流したチョン・ウンを擁するAB6IX。デビュー前から話題沸騰の彼らが、5月22日の正式デビューに先がけて生パフォーマンスを初披露するとあって期待を集めた。1曲目はメインステージで「PRODUCE101シーズン2」の事務所評価で披露した自作曲「HOLLYWOOD」。曲のハイライトではウンが高音を披露した後、バック転も披露し、5人バージョンでさらにパワフルかつ完成度を高めたステージに大歓声があがった。
身体を張ったゲーム対決でウジンが大活躍
ここでAB6IXを紹介するコーナー「WHO‘S NEXT」へ。レベルアップミッションと題し、メンバーがミッションをクリアしながら魅力を伝えていく。最初のミッションはAB6IXのアルファベットをキーワードにした自己紹介。「A=Angel」はドンヒョンが「僕の心を受け止めてくれる~?」と愛嬌を。「S=SEXY」はウジンが、身体をくねらせてセクシーダンスを披露し「生まれた時からセクシーですから」との名言も飛び出した。「I=IMPACT」はウンが日本語で「ずーっと幸せだった。あなたを好きになってから。いま、会いにゆきます。覚えていてね。自身の名前「ウン」と映画のセリフでインパクトのある自己紹介を。「B=BABY」はヨンミンが「アンニョンハテヨン! 僕は5歳のかわいいリーダー、ヨンミンです。(日本語で)愛してるよ~」と愛嬌を振りまいた。「X=XOXO(キス&ハグ)」はスキンシップということでデフィがウンと手をつないで「サランヘ~(愛してる)」と歌いながら照れる姿に黄色い歓声が。
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続いては“タイトル対決”と題し、お題に対して自信があるメンバーが対決するというもの。“コーラを一気飲みして男前ポーズ”にはウジンとドンヒョンが挑戦し、男らしく飲んだ後はカメラ目線でセクシーな表情を。観客の支持を集めたのはわずかな差でウジンの勝利となった。続いての“ダンスマシン対決”は曲がかかったら、自信があるメンバーが踊るというルールで、BLACKPINKジェニーの「Solo」がかかると飛び出したのはデフィ。最後は照れながら投げキスを。防弾少年団の「FAKE LOVE」と「DNA」、EXOの「Love Shot」はウジンがかっこよく決め、TWICEの「What is Love?」と、GFRIENDの「Me Gustas Tu」はウンがかわいく踊ってみせた。結果はウジンの勝利で、見事に2つのタイトルをゲット!
コーナー企画を終えるとセンターステージに移動し、デフィの「次の曲が気になるでしょ?」、ウジンの「どこにもまだ公開していない曲です」との曲紹介から「SHINING STARS」へ。星がまたたく映像がながれ、白くやわらかな素材のシャツブラウスで優雅なスロー曲を披露。デフィが床に座り、そこにウジンが手を指し伸ばして立ち上がらせる場面もあり、観客はうっとり。また、この曲でもウンが高音パートで観客を虜にした。作曲はドンヒョン、作詞はドンヒョン、ヨンミン、ウジンが担当したとのことで、自作ドルとしての才能も存分に発揮。デビューと同時にブレイクを確信させるAB6IXのステージだった。
後半のMCはイ・チェヨン&キム・チェウォンにバトンタッチ
続いて下手サブステージにスペシャルMCのIZ*ONE イ・チェヨンとキム・チェウォンが「皆さんをもっと近くに感じたくて会いに来ました」と登場。キム・チェウォンが「K-POPがファンの心をつかんでいる理由を見つけました。それはチェヨンさんも持っています」と振ると、イ・チェヨンは「それは、あふれる愛嬌かな?(日本語で)拍手してくれないと、チェヨン怒るよぉ~」と愛嬌を。が、本当の正解は“ガールズクラッシュ(女性もほれるかっこいい女性)”で、イ・チェヨンがMOMOLANDのポイントダンスで次のステージを紹介した。MOMOLANDで観客もダンス! ガールズクラッシュがさく裂
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5組目はメインステージに真っ白な衣装で登場したMOMOLAND。キャッチ―なピストルダンスが目を惹く「I'm So Hot」を披露すると、自然とノリノリで身体を動かす観客たち。ラストはバックダンサーが加わって、ダンスホール状態に。MCではジュイが「KCONの熱気が熱いようです。だから、もっと近くに行ってみましょうか」と声をかけてセンターステージに移動。ジェインは「KCONは2回目の出演なんですけど、今回もこんなにたくさんのファンの皆さんとお会いできて本当にうれしいです」と日本語でかわいらしく挨拶した。
ここからはMOMOLANDならではの楽しく愉快なダンスタイムへ。「BAAM」では「Hey! Hey!」と盛り上げるとサビではステージに広がって観客とコミュニケーションをとった。ラストの曲はMOMOLANDのブレイクを決定づけた「BBoom BBoom」。両側のサブステージにはキッズダンサーから大人のダンサーが登場して、老若男女問わずに自然と踊りたくなるMOMOLANDの音楽を存分に表現した。熱いステージとは対照的に、メンバーのクールな表情が映し出されると「かっこいい~」と歓声があがり、まさにガールズクラッシュという言葉がぴったりのMOMOLANDだった。
イケメンが大渋滞のパフォーマンス。実力も大注目のTHE BOYZ
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蒼白のライトが会場を照らすと、メインステージのスクリーンの扉が開いてTHE BOYZが登場。曲は躍動感溢れる少年のイメージから、より成熟した姿とカリスマ性をアピールした「No Air」。白いシャツに赤いテープを施した爽やかな衣装に身を包んだ12人が踊る様子は、まさにイケメンの大渋滞。観客に挨拶をしながらセンターステージに向かうとチュ・ハンニョンが日本語で「皆さん、楽しんでますか?もっと、もっと、もっと」と盛り上げた。2曲目は音楽番組で悲願の1位を獲得した最新活動曲の「Bloom Bloom」。全員が1列になって愛嬌や投げキスをしながら広がっていくイントロで黄色い声援が。前列のメンバーが行進する後ろで、後列のメンバーがピョンピョンとジャンプして顔を出すと萌えがさく裂した。ラストの曲はBlock Bのパクキョンがプロデュースした明るく軽快な曲「KeePer」。11人が作った飛行機をチュ・ハンニョンが操縦するという通称“飛行機ダンス”で始まり、ラストはファルがハートを作って悩殺。
ルックスだけではなく、緻密に計算されたフォーメーション、萌えポイント満載の振り付け、機敏で躍動感のあるパフォーマンス、楽曲の良さで一歩ずつ頂上に向かっていることを感じさせるTHE BOYZだった。
少女時代&KARAの伝説のステージを再現
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ここで再び「Beginning Of The Legend」のスペシャルステージへ。今度はガールズグループの伝説にフューチャーということで、メインステージ登場したのはCherry Bullet。ショートパンツに黒のブーツで少女時代の「Genie」。愛らしい歌声を響かせると、ラストはきりっと敬礼し、まさに“チェリーのように可愛らしくも弾丸のようにエネルギッシュな魅力で大衆の心を狙撃する”というグループ名を象徴したようなステージで魅せた。続いてKARAの「Lupin」のイントロで、黒いパンツスーツ姿でせりあがって登場したのはMOMOLAND。ジュイがセンターでラップを披露すると、「Hallo Hallo」の歌詞でヘビンがモデルウォーク。ヨンウが「シッ!」とキメ顔をすると、クールビューティがさく裂した。
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大いに盛り上がったスペシャルステージの後は、MCのイ・チェヨンとキム・チェウォンが登場。現在、日韓同時放送中の「PRODUCE X 101」の話題に触れるとともに、日本で開催されることが決定した「PRODUCE 101 JAPAN」のエントリーについても説明。そして次のステージを「去年、KCONの舞台にWanna Oneとして出演した方々です」と紹介した。Wanna One出身ハ・ソンウンの癒しのステージ
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夢見る少年たちのストーリーをアニメーションにした映像が流れた後、メインステージに正方形の箱と一緒にせりあがってきたのはハ・ソンウン。ソフトなシンセサイザーのリズムにのせた優しく甘いボーカル、4人のバッグダンサーをしたがえての軽やかなステップで観客を酔わせると、ラストは箱の上に肘をついてのキュートな表情に大歓声があがった。曲が終わると深くお辞儀をしてから「KCONに来るたびに、このように変わりなく歓声を上げてくださってありがとうございます」と感謝を述べる謙虚な姿勢に拍手が。センターステージに移動し、続いては愛を告白する歌詞とさわやかなメロディーの「Tell me I love you」へ。床に丸くうずくまってスタンドを作るバッグダンサーから水色のミニスタンドマイクを受け取ると、伸びやかで美しい歌声でポップなステージを披露。最後にマイクをダンサーのスタンドに差し戻す姿も愛くるしく“妖精”と呼ばれるのも納得。自らソロアルバムの総括プロデューサーも担当し、アーティストとしても一歩を踏み出したハ・ソンウン。リラックスできる曲を作りたいと語るように、観客を大いに癒した時間だった。
Wanna One出身キム・ジェファン…ダンス曲を世界最速で初披露
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続いては5月20日にミニアルバム「Another」を発表しデビューを飾るキム・ジェファン。黒いパンツにブルーのジャケットでセンターステージにせりあがって登場すると、映画「猟奇的な彼女」のOSTで有名なシン・スンフンの「I Believe」を力強いハスキーボイスで披露。白いライトとモノクロのスクリーンに映し出された彼の姿を見つめながら、甘い声の本家とはまた違った歌声に観客はうっとり。曲が終わると「シン・スンフン先輩の曲を僕なりのスタイルで歌いました。いかがでしたか?」と挨拶。そして次のステージを「『Designer』という曲ですが、まだ発売していない曲を特別に披露します。新しい曲を見せますので楽しみにしてください」と紹介した。メインステージでジャケットの一部を取り外して衣装チェンジ。さらに黒い手袋をつけるとバッグダンサー4人をひきつれてのバリバリのダンス曲へ。キム・ジェファンといえば“歌”という概念を払拭する軽やかなステップのダンス、サビでは腰をくねせて男性美をアピール。曲がスローになると「全部、見せてやる~」の歌詞で高音を披露し、1曲の中でいろんな表情を見せたキム・ジェファン。観客の期待をいい意味で裏切りまくったエネルギッシュなステージだった。
Wanna One出身の2人が60秒チャレンジで奮闘
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キム・ジェファンのステージが終わるとハ・ソンウンが現れて「わ~」と歓声をあげながら駆け寄る。ハ・ソンウンが「僕らが一緒にステージに立つのは久しぶりですよね」と再会を喜ぶと、キム・ジェファンも「久しぶりだね」と応え、2人の友情に大歓声が。ここからは2人がファンにプレゼントをする企画で、声を揃えて「60秒チャレンジ!」と叫ぶと、ミッションに成功したらファンにサイン入りスローガンがプレゼントされることが発表された。まず挑戦したのはハ・ソンウン。“愛嬌を3種類”“セクシーダンス”“胸キュンな表情”“腕立てを10回しながら男性美を見せて”などのミッションを次々と披露。“日本の曲を歌って”ではSMAPの「世界に一つだけの花」を歌い、“今の気分をラップで表現”では「Yo、皆さん愛してるYAHMAN~」と叫んで盛り上がった。
次はキム・ジェファンの番。“サッカーでゴールを決めた瞬間”“バット回転を5回やってウィンク”“ハートを5種類作って”などをクリア。“顔の中で好きな部分をアピール”ではえくぼを指して、“化粧を落とした時の表情を見せて”では「あー、モチモチ~」とセリフをつけて爆笑を誘った。“夜寝る時に聴く曲を歌って”ではCrushの「Beautiful」を。各自が10個クリアすればミッションのところ、どちらも7個しか成功しなかったが、大奮闘に免じてクリアとみなし、客席にサインイ入りスローガンをプレゼント。
続いては「GET TOGRTHER」と題した、観客とスクリーンで交流するコーナー。2分割されたスクリーンでキム・ジェファンとファンが1つのハートを作ると、続いてハ・ソンウンも。コーナーを終えると、キム・ジェファンが次のアーティストを「新しい韓流のアイコン」と紹介。ハ・ソンウンは「KCONは初めてだそうで、緊張していると思います。僕らもそうだったから」とコメントすると、キム・ジェファンは「こんな時は皆さんの拍手が必要です。花より美しい少女たちに今から会いに行きましょう」と盛り立て、観客と「Let's KCON」の合唱。
IZ*ONEに胸キュン!AB6IX イ・デフィが作った新曲を初披露
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この日のトリを飾るのは、もちろんIZ*ONE。メンバーの顔と、彼女たちを誕生させた「PRODUCE48」の名言の数々をおさめた映像に続き、メインステージのスクリーン扉から青と白のマリンルック風の衣装で登場した12人は、AB6IXのイ・デフィがIZ*ONEの未来を空と広い空間で表現して作った曲「Airplane」を、なんと世界最速で初披露。メンバーたちが2人一組で抱き合うポーズから曲が始まって胸キュンさせると、愛らしい仕草の振り付けが満載のダンスに観客は大興奮。MCではクォン・ウンビが「私たちが初めてKCONに出ました。皆さん、いかがでしたか?」イ・チェヨンは日本語で「たくさん思い出作りましょう」と、宮脇咲良は「初めてのKCON、とても光栄です。後ろのほうの皆さんも楽しみましょう」とさすがの気遣いを見せた。アン・ユジンが日本語で「初めて『Airplane』の舞台をしましたけど、どうでしたか?」と問いかけると歓声があがるも「ごめんなさいですけど、ちょっと小さいです」とかわいいダメ出しをして、今度は大歓声が。アン・ユジンはGOODのポーズをとりながら満足そうに微笑んた。
さまざまなミッションに挑戦。本田仁美は「私は賢い」
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続いては「Yes or No」のコーナーで、さまざまなミッションにチャレンジ。最初のミッションは“咲良はウォニョンとハート作り対決をして勝てる”で、咲良からスタート。2人が交互に違うハートを作り出すたびに、メンバーは「わぁ~」と反応して盛り立てる。最後はウォニョンが逆手でハートを作ろうとするも、手が曲がらずに失敗。咲良が勝利となった。続いては“仁美は30秒以内にメンバーの名前を書くことができる”で、大方のメンバーはできないと予想。矢吹奈子が「ひーちゃん(本田仁美)は書くのがゆっくりだから」と発言すると、本田仁美は「できると思う。正直言って、私は賢いから」とかわいらしく自信をのぞかせた。制限時間ギリギリで全員の名前をハングルで書いた仁美。スペルの間違えこそあったが、見事ミッションを成功させた。
続いては「GET TOGRTHER」のコーナーで、2分割されたスクリーンの中でキム・ミンジュと観客が「Violeta」のポイントダンスを踊って盛り上がった。
最後の曲はトロッコに乗って観客とコミュニケーション
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再びステージに戻って、2曲目はデビュー曲の「La Vie en Rose」。情熱的なサウンドと彼女たちの美しさ、かわいらしさが凝縮された曲は何度聞いてもうっとり。イ・チェヨンをセンターにしたダンスブレイクも圧巻だった。3曲目は韓国での最新活動曲「Violeta」。カン・ヘウォンとキム・ミンジュのラップパートでセンターステージに向かってモデルフォーキングするとため息がもれた。最後の曲はアン・ユジンが「次の曲は『PICK ME』です」、矢吹奈子が「皆さん、盛りあがる準備は出来ていますか?」と紹介。宮脇咲良が「もっと皆さんの近くに行ってみようと思います」と言うと、いつの間にか両側のサブステージにはトロッコが! 下手からはキム・チェウォンと宮脇咲良とアン・ユジン、上手からはチャン・ウォニョンとチョ・ユリとチェ・イェナがトロッコに乗りこみ、後方席の観客に手を振って交流を図った。2台のトロッコがすれ違う時にハイタッチ。
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最後はトロッコから降りて全員で群舞をすると「PRODUCE48」を思い出させる光景に観客の興奮はマックスに達した。フレッシュでありながらも堂々として、かわいらしくも妖艶で、さまざまな魅力を見せつけたIZ*ONE。「KCON 2019 JAPAN」最終日にもステージに立つ彼女たちに、ますますの期待が高まった。エンディングでは全アーティストが登壇し、サブステ―ジまでを歩き回って観客に挨拶。この日は「PRODUCE101シーズン2」に出演したメンバーが多く、ステージ上でハグしたり、ふざけあったり姿が目をひいた。Wanna One出身の4人の再会に涙するファンも、また親和力が高いことで知られるIZ*ONEの矢吹奈子がMOMOLANDのナンシーとジェインと会話するシーンも見られてほっこり。フレッシュな顔ぶれと、「PRODUCE~」出身アイドルたちのステージで、KCON初日は幕を閉じた。
ライター:安部裕子
【REPORT】2日目は大型新人の初ステージから完全体での来日まで…多彩なラインナップで魅了― 「KCON 2019 JAPAN×M COUNTDOWN」2日目【REPORT】3日目は話題のガールズグループが大集結!後輩アイドルたちによるTWICEのカバーステージも―「KCON 2019 JAPAN×M COUNTDOWN」3日目
「KCON 2019 JAPAN×M COUNTDOWN」
日時:2019年5月17日(金)開場:18:00 / 開演:19:00
会場:幕張メッセ国際展示場2~3ホール
出演者:AB6IX / ATEEZ / Cherry Bullet / ハ・ソンウン / IZ*ONE / チョン・セウン / キム・ジェファン / MOMOLAND / THE BOYZ /
【セットリスト】
01. INTRO+HALA HALA / ATEEZ
02. Pirate King+ Say My Name / ATEEZ
03. 04. Q&A / Cherry Bullet
04. Stick out / Cherry Bullet
05. I NEED U(BTS) / ATEEZ
06. Rising Sun(東方神起) / THE BOYZ
07. Feeling / チョン・セウン
08. Lemon(米津玄師) / チョン・セウン
09. INTRO+Hollywood / AB6IX
10. SHINING STARS / AB6IX
11. INTRO + I'm So Hot / MOMOLAND
12. BAAM / MOMOLAND
13. BBoom BBoom / MOMOLAND
14. INTRO + NO AIR / THE BOYZ
15. Bloom Bloom / THE BOYZ
16. KeePer / THE BOYZ
17. Genie(少女時代) / Cherry Bullet
18. LUPIN(KARA) / MOMOLAND
19. BIRD / ハ・ソンウン
20. Tell me I love you / ハ・ソンウン
21. I Believe(シン・スンフン) / キム・ジェファン
22. Designer / キム・ジェファン
23. INTRO+AIR PLANE / IZ*ONE
24. La Vie en Rose / IZ*ONE
25. Violeta / IZ*ONE
26. PICK ME / IZ*ONE
『KCON 2019 JAPAN』開催概要
開催日:2019年5月17日(金)、18日(土)、19日(日)
時間:10:00開場 / 18:00終了
開催場所:幕張メッセ国際展示場 4~6ホール
■放送概要
「KCON 2019 JAPAN × M COUNTDOWN 字幕版」
2019年6月27日(木)23:15~放送!
再放送:6月28日(金)6:00~、6月30日(日)18:00~
字幕版はMnet SmartでもVOD配信予定!
■関連番組
「KCON 2019 JAPAN コンベンションガイド SP」
これを見れば「KCON 2019 JAPAN」コンベンションエリアの雰囲気が良くわかる!
コンベンションエリアをまるっと紹介するガイド番組です。お楽しみに♪
本放送:6月25日(火)18:00~18:45
再放送:6月28日(金)5:15~6:00 ほか
■関連サイト
Mnet チャンネル情報:https://mnetjp.com/
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- Kstyle編集部
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