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Netflix配信で続々話題に!「結婚作詞 離婚作曲」から「わかっていても」まで…韓国ケーブル局オリジナルドラマも奮闘【2021年韓国ドラマ決算】

Newsen
写真=「結婚作詞 離婚作曲」ポスター
2021年、総合編成チャンネルのドラマでは、TV朝鮮とMBNが高視聴率を記録した。

総合編成チャンネル4社(JTBC、TV朝鮮、チャンネルA、MBN)は、2021年に18本のドラマを披露した。JTBCは13本、TV朝鮮は3本、チャンネルAとMBNがそれぞれ1本を公開した。韓国で最近放送が始まった「スノードロップ」と「一人だけ」まで合わせると、JTBCは2021年だけで15本の作品を公開したことになる。

しかし作品数とは別に、2021年のJTBCドラマの視聴率は、他の総合編成チャンネルと比べると伸び悩んだ。13本の作品の中で最も高い視聴率を記録したのは、昨年の春に放送された総合編成チャンネル「ロースクール」(6.891%)だった(以下、ニールセン・コリア全国有料放送世帯基準)。TV朝鮮とMBNは、「結婚作詞 離婚作曲」シリーズと「ポッサム-運命を盗む」で各放送局のドラマの歴代最高視聴率を更新した。特に「結婚作詞 離婚作曲2」は、歴代総合編成チャンネルドラマの中で3位に該当する成績を収めた。チャンネルAで現在放送中の「ショーウィンドウ:女王の家」も視聴率を伸ばしている。


◆「結婚作詞 離婚作曲」はシーズン3まで決定…高視聴率を記録

写真=「結婚作詞 離婚作曲」ポスター
「結婚作詞 離婚作曲」は、30代、40代、50代の不倫を描いたドラマだ。韓国で昨年3月に終了したシーズン1は、“マクチャンドラマ(日常では起こらないような出来事や事件が次々と起きる韓国特有のドラマ)の大御所”Phoebe(イム・ソンハン)脚本家の6年ぶりの復帰作として話題を呼んだ。しかし、展開が遅く、時代に合わないセリフなどで、一部の視聴者から指摘を受けた。3ヶ月後に始まったシーズン2は4%台の視聴率でスタートした。

しかし、シーズン1で積み重ねてきた不倫が明らかになり、主人公たちが動き始め、「結婚作詞 離婚作曲2」は、毎回目を離すことができない展開を見せた。イム・ソンハン脚本家の筆力は奇想天外な場面でも視聴者を納得させ、徐々に口コミも広がった。これにより「結婚作詞 離婚作曲2」は最終話で16.582%の自己最高視聴率を記録した。これはTV朝鮮のドラマ歴代最高視聴率であるのはもちろん、総合編成チャンネルドラマ全体でも、JTBC「夫婦の世界」「SKYキャッスル」の次に高い記録だ。

ただ、来年に放送予定のシーズン3には、不安の声も上がっている。イ・テゴン、ソンフンが出演しないことを発表しており、さらにキム・ボヨンとシーズン1、2を演出したユ・ジョンジュン監督も参加しないと報じられたためだ。今後シーズン3はどのように制作・展開されていくのか、関心が高まっている。


◆ 視聴者の心を掴んだ「ポッサム」…MBNの新しい歴史を築く

写真=「ポッサム」ポスター
今年総合編成チャンネルドラマの中で2番目に高い視聴率を記録したのは「ポッサム-運命を盗む」だった。初放送を3.1%台でスタートした「ポッサム」は、最終話で3倍以上に跳ね上がった9.759%の視聴率で関心の高さを証明した。これは「優雅な一族」の8%台を上回る、MBNドラマ史上最高の視聴率だ。

「ポッサム」は、MBNが初めて披露する時代劇という点で意味があった。MBNは開局以降、「What's Up」「ますます意気揚々」「ヴァンパイアアイドル」「愛もお金になりますか」など、さまざまなドラマを披露してきたが、低い成績を見せてきた。2018年に3年ぶりにドラマを復活させ、「延南洞539」「恋の記憶は24時間~マソンの喜び~」「トキメキ注意報」「最高のチキン~夢を叶える恋の味~」「恋のレベルアップ」などの作品を公開したが、大ヒット作にはならなかった。

2019年の「優雅な一族」のヒット後、大きな関心を集めることのなかったMBNドラマは、「ポッサム」で時代劇ファンの心を掴んだ。クォン・ソクジャン監督は、初の時代劇とは思えない素晴らしい演出力を見せ、チョン・イル、少女時代のユリ、シン・ヒョンスら出演俳優たちも演技力を証明した。


◆ JTBCは視聴率低迷も…次世代スターに注目集まる

写真=「LOST 人間失格」「調査官ク・ギョンイ」「あなたに似た人」「わかっていても」ポスター
これまで「夫婦の世界」「SKYキャッスル」「梨泰院クラス」など大ヒット作を披露してきたJTBCは、視聴率だけを見ると、今年は伸び悩んだ。「先輩、その口紅塗らないで」「恋するイエカツ」「LOST 人間失格」「調査官ク・ギョンイ」「わかっていても」「IDOL:THE COUP D'ETAT」などは、1%前後の視聴率にとどまった。しかし、「調査官ク・ギョンイ」は韓国のNetflixランキングで1位を獲得、グローバルランキングでも上位にランクインし、韓国国内外から関心を集めた。さらにソン・ガン&ハン・ソヒが主演を務めた「わかっていても」も、Netflixで公開され日本など海外で話題となり、2人は次世代スターとしての地位を築いた。

写真=「怪物」「ロースクールポスター
今年JTBCで最も好反応を得た作品は、韓国で上半期に放送された「怪物」と「ロースクール」だった。「怪物」は演技や演出への好評が続き、マニア層を作った。「ロースクール」も練り込まれたストーリーと、キム・ミョンミンをはじめとする実力派俳優たちの好演で有終の美を飾った。

JTBCは下半期、チョン・ドヨン、コ・ヒョンジョン、イ・ヨンエらトップスターたちを起用したが、韓国国内の視聴率としては他の総合編成チャンネルほどのヒットにはならなかった。また昨年12月、「SKYキャッスル」のチョ・ヒョンタク監督とユ・ヒョンミ脚本家がタッグを組み、チョン・ヘインとBLACKPINKのジスが主演を務める「スノードロップ」の放送がスタートした。同作に対しては歴史歪曲の議論が浮上し、これは放送後も続いている。ドラマ側は「今後の展開で誤解が解けるはずだ」と説明しており、これからどのような展開を見せるのか、注目が集まっている。
元記事配信日時 : 
記者 : 
キム・ミョンミ
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