「犯罪都市 NO WAY OUT」や「医師チャ・ジョンスク」が大ヒット…中央グループの今年の期待作は
写真=中央グループ
中央グループが映画やドラマ、OTT(動画配信サービス)など多様なコンテンツで好成績を収め、存在感を見せている。昨年、観客動員数が1000万人を突破した韓国映画は、いずれも中央グループの投資配給ブランドのPLUS Mエンターテインメントの作品だ。また、グローバルスタジオのSLLが制作し、JTBCとOTTで公開されたドラマは視聴率が2桁を記録し、海外でもヒット作の仲間入りを果たすなど、”K-コンテンツの名家”としての地位を固めた。2022年「犯罪都市2」「ハント」など、PLUS Mが手掛けた作品の人気が高まったことに続き、2023年にはすべての投資配給会社をおさえ、トップになった。PLUS Mは昨年、累積観客数27,023,162人を動員。19,763,063人を動員したWalt Disney Company Koreaと、16,856,544人を動員したロッテカルチャーワークスをおさえて1位となった。特に映画「ソウルの春」と「犯罪都市 NO WAY OUT」の人気が際立った。
「ソウルの春」はロングヒットを記録し、累積観客数が1300万人を突破し、昨年韓国で最多観客を動員した映画になったことはもちろん、歴代韓国映画ランキングでも6位になった。
下半期が「ソウルの春」の時間だったなら、上半期は「犯罪都市 NO WAY OUT」が人気を博した。2022年の「犯罪都市2」に続き、1000万人を突破した「犯罪都市 NO WAY OUT」は、韓国型フランチャイズ映画として存在感を発揮し、パンデミックで凍りついた映画市場に活力を取り戻した。
この他にも380万人を動員した「コンクリート・ユートピア」は、SLLのレーベルであるクライマックススタジオが制作した。4月にはSLLのレーベルであるアンソロジースタジオが制作した作品「クモの巣」とPLUS Mの投資配給作品「このろくでもない世界で」が「第76回カンヌ国際映画祭」でそれぞれ非コンペティション部門とある視点部門に招待され、話題になった。SLLのクライマックススタジオが制作したドラマシリーズ「身代金」は「第6回カンヌ国際シリーズフェスティバル」で韓国ドラマとして初めてカンヌシリーズで受賞した。
放送界でも中央グループの作品が際立った。年明けに「ポジション ~広告代理店の女王~」(17.3%)で始まった2023年、JTBCドラマのラインナップは、最高視聴率19.4%を記録した「医師チャ・ジョンスク」をはじめ、「キング・ザ・ランド」(14.5%)、「良くも、悪くも、だって母親」(13.6%)、「力の強い女カン・ナムスン」(11.1%)などが成功し、“ドラマの名家”としての地位を固めた。特に年初の「ポジション ~広告代理店の女王~」から年末の「サムダルリへようこそ」まで一年中続いた週末ドラマのラインナップがいずれも2桁の視聴率を達成すると共に、“100%ヒット”という記録を打ち立てた。
OTTで公開したシリーズも好成績をおさめた。SLLが手掛けたTVINGオリジナルシリーズ「もうすぐ死にます」は、Prime Videoグローバル総合ランキング2位をはじめ、海外の71ヶ国でトップ10にランクインするなど、K-コンテンツブームを巻き起こした。「キング・ザ・ランド」はNetflixグローバルトップ10テレビ部門(英語、非英語)統合1位に上がり、SLLレーベルのBAエンターテインメントが共同で制作し、Disney+で配信した「悪鬼」も人気を博した。
2024年にも中央グループの映画やドラマ、バラエティなど、多彩な作品が観客に会う準備を終えた。まず、映画はマ・ドンソクの「犯罪都市4」、ファン・ジョンミンとヨム・ジョンアの「クロス・ミッション」、イ・ジェフンとク・ギョファンの「脱走」が公開される。またチョ・ジヌンとキム・ヒエ、イ・スギョンの「DEADMAN 消された男」は最近公開され、チョン・ドヨン、チ・チャンウク、イム・ジヨンの「リボルバー」、キム・ゴウン、ノ・サンヒョンの「大都市の愛し方」も今年公開の準備を終えた。
ドラマは現在韓国で放送中のパク・ヒョンシク、パク・シネの「ドクタースランプ」、イ・ジア、カン・ギヨンの「ラブソリューション ~愛の解決策、教えます~」、さらにイ・ボヨン、イ・ムセン、イ・チョンア、イ・ミンジェの「ハイド」、チャン・ギヨン、チョン・ウヒ、コ・ドゥシム、スヒョンの「ヒーローではないけれど」、イム・ジヨン、チュ・ヨンウの「オク氏婦人伝」など、多様なジャンルの多彩な作品が期待を集めている。
2024年に制作を始めた作品にも注目だ。「今、私たちの学校は…」シーズン2が今年制作に入る予定で「チェイサー」「哀しき獣」「哭声/コクソン」を演出したナ・ホンジン監督のグローバルプロジェクト「HOPE」もチョ・インソン、ファン・ジョンミン、チョン・ホヨン、アリシア・ヴィキャンデル、マイケル・ファスベンダーなど豪華キャストが決まり、上半期にクランクインした。
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- ファン・ヨンド
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