後半は切なさが加速!パク・ミニョン×ヨン・ウジン×イ・ドンゴンの王宮ロマンス「七日の王妃」はなぜこんなに胸を打つのか? ― 鑑賞コラム
王宮ロマンス大作「七日の王妃」は朝鮮王朝史上、最も切ない愛の実話をモチーフとした作品だ。パク・ミニョン×ヨン・ウジン×イ・ドンゴンという超豪華キャストが集結。わずか七日で王妃の座を追われた女性と、彼女を愛した2人の王の儚くも美しいラブストーリーは、韓国中を号泣と感動の渦に巻き込んだ。涙なしには見られない本作の見どころを紹介!
5年後、兄への復讐心を抱いて都に戻ったヨクはかつての純真な笑顔を失っていた。思いがけない場所でチェギョンと再会するが、彼女と一緒にいたのはなんと燕山君。ヨクはチェギョンに自分の正体を隠し、突然キスをしたかと思うと辛辣な言葉を放って傷つけるなど、彼女を冷たく突き放す。
ヨン・ウジンは、きっぱり捨てたはずの過去と懐かしさの間で揺れ動くヨクの心の機微を巧みに表現。ぶっきらぼうでクールな“悪い男”だったヨクはしだいに明るさを取り戻し、チェギョンとの愛を再確認する。ドラマ後半は、チェギョンに向けた愛しさあふれるまなざしと、燕山君に堂々と立ち向かう鋭い目つきのギャップが見どころだ。ワイルドで凛々しい表情も甘い演技もどちらもイケメン!!
嫉妬に燃えた燕山君は、チェギョンにヨクの監視を命じる。ヨクが謀反心を抱いていると知れば、チェギョンはヨクに幻滅して自分の元にやってくるに違いない、そう信じて。燕山君の愛はいびつだが、初めて抱いた恋心すら自覚できなかった彼の混乱ぶりはあまりにも悲しい。イ・ドンゴンは燕山君の残酷さや狂気だけでなく、純粋な恋心や嫉妬の感情をもてあまして取り乱す姿を演じきり、KBS演技大賞の優秀賞を獲得した。愛されずに育った燕山君の寂しさがひしひしと感じられる最終回は号泣必至!
「七日の王妃」の切ない物語がこれほど胸を打つのは、自分以外の誰かのために重要な決断をする人々の強さが描かれているからだろう。激動の情勢の中、愛する人のために、友や家族のために、民衆やよりよい社会のために、自分ができることは何かを考えて進むべき道を選択する登場人物たち。チェギョンとヨクをはじめ、ヨクの親友ソノ(2PM チャンソン)、さらに燕山君やチャン・ノクス、ミョンヘなど悪役に見えていたキャラクターたちの決断にもハッとさせられる。
終盤は思わずもらい泣きしてしまう場面の連続だが、視聴後はとても穏やかで優しい気持ちが心にじんわりと広がっていく。さまざまな愛の形、守りたいものを持つ人々の強さが深い感動を呼ぶ名作ドラマをどうぞお見逃しなく!
トキメキとスリルを呼び起こす王道のロマンス時代劇
ドラマは、ヒロインのチェギョン(パク・ミニョン)が宮殿を追われ、処刑台の前に立つという衝撃的なシーンから始まる。やがて時は7年前へとさかのぼり、チェギョンを愛する王子ヨク(ヨン・ウジン)と彼の異母兄にあたる王・燕山君=ユン(イ・ドンゴン)の三角関係が展開。誠実で頼もしく心優しいヨク、暴君として恐れられるユンというまったく違うタイプの王族男子2人に愛されたチェギョン。はたして彼女の運命は!? 甘酸っぱい恋愛模様にドキドキしながらも、つい冒頭での姿が頭をよぎってしまう。波乱万丈なストーリーから最後まで目が離せない!鋭さと甘さを併せ持つヨン・ウジンに胸キュン
少年時代、ヨクは街中で天真爛漫なチェギョンと出会い、恋に落ちる。折しも王室ではチェギョンをヨクの妃に迎えようという政略結婚の計画が進んでいた。ヨクが望んでいたのは、チェギョンとの平穏で幸せな結婚生活だけ。しかし、ヨクは燕山君を支持する臣下の陰謀によって王族の身分を奪われ流刑となり、生死の淵をさまようことになってしまう。5年後、兄への復讐心を抱いて都に戻ったヨクはかつての純真な笑顔を失っていた。思いがけない場所でチェギョンと再会するが、彼女と一緒にいたのはなんと燕山君。ヨクはチェギョンに自分の正体を隠し、突然キスをしたかと思うと辛辣な言葉を放って傷つけるなど、彼女を冷たく突き放す。
ヨン・ウジンは、きっぱり捨てたはずの過去と懐かしさの間で揺れ動くヨクの心の機微を巧みに表現。ぶっきらぼうでクールな“悪い男”だったヨクはしだいに明るさを取り戻し、チェギョンとの愛を再確認する。ドラマ後半は、チェギョンに向けた愛しさあふれるまなざしと、燕山君に堂々と立ち向かう鋭い目つきのギャップが見どころだ。ワイルドで凛々しい表情も甘い演技もどちらもイケメン!!
驚異の演技力!イ・ドンゴンが悲しすぎる悪役を熱演
再会の喜びもつかの間、チェギョンは「王族と婚礼すれば朝廷に血の嵐が吹く」という予言を知り、ヨクの前から去ることを決意する。ところが燕山君は突然、ヨクとチェギョンに結婚を命令。2人が愛し合っていることを知って言い知れぬ苛立ちをおぼえていた燕山君は、そのとき初めて自分がチェギョンを愛していたことに気づく。よりによって、愛する女性に弟との結婚を命じてしまうなんて……。自嘲するような笑いを浮かべたかと思うと、はらはらと涙を流すイ・ドンゴンの演技は圧巻だ。嫉妬に燃えた燕山君は、チェギョンにヨクの監視を命じる。ヨクが謀反心を抱いていると知れば、チェギョンはヨクに幻滅して自分の元にやってくるに違いない、そう信じて。燕山君の愛はいびつだが、初めて抱いた恋心すら自覚できなかった彼の混乱ぶりはあまりにも悲しい。イ・ドンゴンは燕山君の残酷さや狂気だけでなく、純粋な恋心や嫉妬の感情をもてあまして取り乱す姿を演じきり、KBS演技大賞の優秀賞を獲得した。愛されずに育った燕山君の寂しさがひしひしと感じられる最終回は号泣必至!
守りたいものを持つ人々の強さに感動
ドラマ後半で増えてくる涙のシーンも見逃せないポイントのひとつ。泣きの演技に定評がある“涙の女王”パク・ミニョンはもちろん、どの俳優も役と一体化して心から涙を流していることが伝わってくる。真に迫ったピュアで美しい涙に心を揺さぶられ、慟哭する姿や必死で泣くまいとこらえる俳優たちの演技を見ていると思わず涙を誘われてしまう。「七日の王妃」の切ない物語がこれほど胸を打つのは、自分以外の誰かのために重要な決断をする人々の強さが描かれているからだろう。激動の情勢の中、愛する人のために、友や家族のために、民衆やよりよい社会のために、自分ができることは何かを考えて進むべき道を選択する登場人物たち。チェギョンとヨクをはじめ、ヨクの親友ソノ(2PM チャンソン)、さらに燕山君やチャン・ノクス、ミョンヘなど悪役に見えていたキャラクターたちの決断にもハッとさせられる。
終盤は思わずもらい泣きしてしまう場面の連続だが、視聴後はとても穏やかで優しい気持ちが心にじんわりと広がっていく。さまざまな愛の形、守りたいものを持つ人々の強さが深い感動を呼ぶ名作ドラマをどうぞお見逃しなく!
文:藤田麗子
■「七日の王妃」リリース情報
●DVD-SET1 好評リリース中
¥19,000+税 レンタルDVD Vol.1~8 好評レンタル中
●DVD-SET2 8月2日(木)リリース
¥19,000+税 レンタルDVD Vol.9~16 同時リリース
Blu-ray・DVD リリース日よりU-NEXT にて独占先行配信開始
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発売・販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント
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- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- Kstyle編集部
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