アカデミー賞受賞記念!「パラサイト 半地下の家族」から「殺人の追憶」まで…ポン・ジュノ監督映画上映会が韓国で開催
写真=映画の殿堂
釜山(プサン)海雲台(ヘウンデ)の劇場である映画の殿堂が、新型コロナウィルスの影響で映画の公開が延期されている中、観客に様々なコンテンツを届けるための特別な上映会を開催する。ポン・ジュノ監督の作品「パラサイト 半地下の家族」が、韓国映画史上初めてアカデミー作品賞、監督賞、脚本賞、国際映画賞を受賞したことを記念し、5月15日から5月26日まで映画の殿堂の中劇場で「ポン・ジュノ監督映画上映会」が開かれる。
上映会では、貧富の格差という普遍的なテーマを緻密に描き出し、アカデミー賞で4冠を達成しただけでなく、全世界の観客を虜にした「パラサイト 半地下の家族」のモノクロ版も上映される。今回のモノクロ版は、ポン・ジュノ監督とホン・ギョンピョ撮影監督が、シーンごとにコントラストとトーンを調整して完成した。はっきりした明暗のコントラストで、人物の表情とセリフ、ストーリーが生々しく表現され、映画のメッセージをより鮮明に感じることができ、すでに映画を見た観客にもまた異なる印象を与える。
華城連続殺人事件をモチーフにした「殺人の追憶」、列車という水平的な空間で階級社会と貧富の格差を描いたポン・ジュノ監督初のハリウッド進出作「スノーピアサー」、息子を守ろうとする母の話を通じて母性愛に対する社会的通念を覆し、極端な母性とその暗い内面を描いた「母なる証明」、Netflixでの制作で話題を集め、Netflixと一部の映画館でしか鑑賞できなかった「オクジャ」などを、劇場の大型スクリーンで再び見ることができる。
今回の「ポン・ジュノ監督映画上映会」は、作品ごとに緻密なシナリオとディテールで“ポン・ジュノジャンル”という新造語を誕生させ、作品性と大衆性をすべてつかんだポン・ジュノ監督の世界を垣間見ることができる良い機会になると思われる。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- パク・アルム
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