「ヴィンチェンツォ」「スタートアップ」が2冠達成!「ソウルドラマアワード 2021」Netflix作品も続々受賞…日本からは坂口健太郎も(総合)
21日の午後、ソウル市麻浦(マポ)区上岩(サンアム)にあるMBC公開ホールでは、「ソウルドラマアワード 2021」が開催された。授賞式の司会は、女優のパク・ウンビンとASTROのチャウヌが務めた。
2006年から開催されている「ソウルドラマアワード」は、今年で第16回を迎えた。世界のドラマを対象に、公正で厳格な審査を通じて受賞作と受賞者に賞を与え、授賞式並びに公演など、多様な見どころを提供する国際ドラマフェスティバルだ。
今回の「ソウルドラマアワード 2021」には世界41ヶ国から238本の作品が参加し、授賞部門は国際競争部門、国際招待部門、韓流ドラマ部門に区分して執り行われた。
また今年の授賞式は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を完了している一部の授賞者のみ出席するなど、徹底的な感染症防疫と安全対策を遵守し、無観客、オンライン形式で行われた。
この日、韓流ドラマ男性、女性演技賞のトロフィーは、ケーブルチャンネルtvN「ヴィンチェンツォ」のソン・ジュンギ、tvN「スタートアップ」のスジが手にした。
まずソン・ジュンギは映像を通じて「心から感謝する。スケジュールが合わなくて出席できず、映像で挨拶することになって申し訳ない。改めて感謝を伝えたい」とし「皆さんがドラマ『ヴィンチェンツォ』、そしてヴィンチェンツォ・カサノをたくさん愛してくださったおかげで、このように意味深い賞をもらうことができた。韓国国内外の多くのファンの皆さんに頭を下げて感謝の気持ちを伝えたい。今後も良い作品で、皆さんに楽しみを提供できるように、次期作で挨拶したい」と感想を伝えた。
スジも映像を通じて「『スタートアップ』が放送終了となってもう約1年が過ぎているのに、このように受賞したら、撮影した時の幸せな思い出が蘇ってきた。韓国をはじめ、海外でもたくさん愛されて、こんな素晴らしい賞をもらうことができた。とても栄光で、スタッフの方々、同僚、先輩の皆さんにも感謝している。また『スタートアップ』を愛してくださった皆さんにも感謝を伝えたい。良い作品とキャラクターで挨拶する」と感想を伝えた。
また「ヴィンチェンツォ」と「スタートアップ」は、並んで2冠を達成した。「ヴィンチェンツォ」は韓流ドラマ作品賞の最優秀賞を受賞した。キム・ヒウォン監督は「たくさんの愛情を送ってくださった視聴者の皆さんに、制作陣を代表して感謝の言葉を伝える。ソン・ジュンギをはじめ、大切なチーム『ヴィンチェンツォ』の俳優とスタッフの皆さん、大好きだ。会いたい」と伝えた。
「スタートアップ」は、韓流ドラマ作品賞の優秀賞を受賞した。オ・チュンファン監督は映像を通じて「良い台本を書いてくださった脚本家のパク・ヘリョンさん、そして厳しい撮影で大変だったスジさん、ナム・ジュヒョクさんにも感謝する」と感謝した。
特にこの日、授賞式の生配信では、私生活に関する問題で議論を呼んだキム・ソンホの活躍ぶりが編集なしに紹介された。
彼は2冠を達成した「スタートアップ」で、ハン・ジピョン役を演じて今年、韓国ドラマ界を輝かせた“アベンジャーズ”として関心を集めた。
シーズン3まで放送されて爆発的な関心を集めたSBSドラマ「ペントハウス」は、長編部門の最優秀賞を受賞した。チュ・ドンミン監督は映像を通じて「ここ1年半の努力が、認められた気がして嬉しい」とし「いつも最善を尽くしてくださった俳優の皆さんに感謝する。いつも面白い台本を書いてくださった脚本家のキム・スンオクさんにも感謝したい」と語った。
韓流ドラマOST(挿入曲)賞の受賞者には、歌手のヨンタクが選ばれた。KBS 2TV週末ドラマ「オーケー、グァン姉妹」のテーマ曲である「オーケー」で、受賞の栄光を味わった。
ヨンタクは「このように権威のある授賞式で受賞することができて嬉しい。個人的には音楽のスタートをOSTでしたので、より意味深い。良い作品のOSTに参加することができて感謝している。またいつも傍で応援してくださるファンの皆さんと家族にこの栄光を譲りたい。これからも良いエネルギー、良い音楽を披露する歌手になる」と受賞の感想を語った。
また、日本からは国際招待部門招待作で「シグナル 長期未解決事件捜査班スペシャル」が選ばれた。2016年にtvNで放送された「シグナル」の日本リメイク版の本作は、過去からかかってきた切実な信号(無電)でつながった現在と過去の刑事たちが、過去の未解決事件を再び捜査するストーリーを描いた作品だ。さらに、この作品で主演を務めた坂口健太郎は、「ソウルドラマアワード 2021」でアジアスター賞の栄光を手にした。
・【PHOTO】ソン・ジュンギ&miss A出身スジら「ソウルドラマアワード2021」授賞式に登場
・【PHOTO】AB6IX&ヨンタク「ソウルドラマアワード 2021」で祝賀ステージを披露
【「ソウルドラマアワード 2021」受賞者(作品)リスト】
◆短編部門優秀賞:「This House is Mine」(ドイツ)
◆短編部門最優秀賞:「Frederica Montseny, the woman who speak」(スペイン)
◆ショートフォーム部門優秀賞:「Delete Me」(ノルウェー)
◆ショートフォーム部門最優秀賞:「Passengers」(ロシア)
◆アジアスター賞:張立昂(台湾)、クリット・アンムアイデーチャコーン(タイ)、坂口健太郎(日本)、アマンダ・マノポ(Amanda Manopo、インドネシア)
◆脚本賞:ラッセル・T・デイヴィス(イギリス、「It's a Sin」)
◆演出賞:チョ・ヨンウォン(「子どもを捜しています」)
◆韓流ドラマ主題歌賞:ヨンタク(「オーケー、グァン姉妹」のOST「オーケー」)
◆韓流ドラマ優秀作品賞:tvN「スタートアップ」、SBS「復讐代行人~模範タクシー~」、MBC「カイロス」
◆韓流ドラマ最優秀作品賞:tvN「ヴィンチェンツォ」
◆男性演技者賞:パク・ヒョクグォン(「子どもを捜しています」)
◆女性演技者賞:エル・ファニング(アメリカ、「THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~」)
◆国際招待部門招待作:「I Told Sunset About You」(タイ)、「シグナル 長期未解決事件捜査班スペシャル」(日本)
◆審査員特別賞:「Bonus Vacation」(マレーシア)、「Atlantic Crossing」(ノルウェー)、「The Pit S4」(トルコ)
◆ミニシリーズ部門優秀賞:「ドラマ バッド・キッズ 隠秘之罪」(中国)
◆ミニシリーズ部門最優秀賞:「The Investigation」(デンマーク)
◆長編部門優秀賞:「以家人之名」(中国)
◆長編部門最優秀賞:SBS「ペントハウス」
◆韓流ドラマ男性俳優賞:ソン・ジュンギ(「ヴィンチェンツォ」)
◆韓流ドラマ女優賞:スジ(「スタートアップ」)
◆大賞:JTBC「子どもを捜しています」
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・ナラ
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