「太陽の末裔」から「キルミー・ヒールミー」まで、紆余曲折の末に大ヒットしたドラマ7作は?ビハインドストーリーに驚き
写真=「太陽の末裔」「キルミー・ヒールミー」ポスター
「太陽の末裔」から「キルミー・ヒールミー」まで、紆余曲折の末に大ヒットしたドラマが紹介され、話題となっている。最近韓国で放送されたKBS 2TV「芸能ライブ」のコーナー「チャートを走る女」では「苦難を経て大ヒットした作品TOP7」が公開された。7位には「イカゲーム」が選ばれた。同作はファン・ドンヒョク監督がなんと12年も前に企画していたが、馴染みのないストーリーであり残虐で、収益が期待できないという理由でキャスティングや投資は行われなかった。
写真=KBS 2TV「芸能ライブ」放送画面キャプチャー
しかし、今年Netflixで制作され、世界的な大ヒットを記録した。俳優たちもアメリカの有名トーク番組「ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン(The Tonight Show Starring Jimmy Fallon)」にまで出演し、全世界で愛されている。収益は1兆600億ウォン(約1,060億円)以上とされ、ファン・ドンヒョク監督は「この作品を作り、披露するのに12年かかったが、ナンバーのショーになるまでは12日もかからなかった。もし奇跡があるのならば、これが奇跡だ」と感想を伝えた。6位にランクインした「黄金色の私の人生」は、もともとSBSでミニシリーズドラマを企画していたソ・ヒョンギョン脚本家が悩んだ末に、放送局と企画を変え、作り上げた作品だ。当時新人だったシン・ヘソンは、キャスト候補に挙がらなかったが、事務所が制作陣のところを訪れて積極的にアピールした上、他の俳優たちが出演を断り、長い間待った末にシン・ヘソンに決まった。彼女の訴えるような演技にキャスティングへの懸念もなくなり、視聴率は45%を突破し、大ヒットした。さらにチョン・ホジンはデビュー34年目にして初めて演技大賞を受賞した。
5位は「快傑春香」だった。主演の候補に上がっていたユン・ゲサンが入隊により出演できなくなり、チョ・ハンソンとパク・グァンヒョン、ハン・ガインも最終的に出演を断った。当時、比較的地名度が低かったハン・チェヨンとジェヒが主演した「快傑春香」は、トップスターが多数出演したライバル作の中でも視聴率が30%を突破し、ドラマ史上初めてリメイク権まで輸出した。
4位は「太陽を抱く月」だった。当初ヨ・ジング、キム・ユジョン、イム・シワンなど子役の演技で好評を博した。しかし、イム・シワンが成長してソン・ジェヒに変わった際、急に成長しすぎたという声が上がったり、キム・スヒョンとハン・ガインの相性についてなど、議論が続いた。しかし、その後視聴率は40%を突破して人気を博し、1話が放送される度に4億3千万ウォン(約4300万円)という巨額の広告収益を出し、収益の総額は約130億ウォン(約13億円)に達したという。特にキム・スヒョンはこの作品を通じてトップスターになり、17本の広告を撮影し、その収益だけで約80億ウォン(約8億円)であったという。
3位は「君の声が聞こえる」だった。他のドラマ制作が中止になったため急遽編成されることになり、台本読み合わせの2日前にキャスティングが終わったが、しっかりとしたストーリーと俳優たちの演技力で、2話から同時間帯の視聴率1位になった。この作品でヒロインのイ・ボヨンは演技大賞まで受賞した。
2位はイ・ボヨンの夫チソンが出演した「キルミー・ヒールミー」だった。7つの人格をこなさなければならなかった難しい役でキャスティングが難航していた同作は、ヒョンビン、イ・スンギらが断った後、最終的にチソンに決まった。さらに盗作問題まで浮上したが、ドラマ側はこれを一蹴。チソン、ファン・ジョンウム、パク・ソジュンらの熱演で同作は「MBC演技大賞」で12冠に輝いた。
1位には編成、キャスティング、撮影中止まで、紆余曲折を経た「太陽の末裔」が選ばれた。当初、キム・ウンスク脚本家はSBSと編成について話し合ったが、「得意のロマンスに専念したらどうか」と言われ、編成を断られた。主人公のユ・シジン役も、コン・ユ、ウォンビン、チョ・インソン、キム・ウビン、イ・ミンホなど有名俳優に提案したが、長期間の海外ロケ、事前制作、軍人役などの理由で出演を断わられた。
主人公に選ばれたソン・ジュンギは、怪我をして撮影が中断されることもあった。歩くことさえ難しい状況の中でアクションをこなした彼の奮闘もあって、「太陽の末裔」は瞬間最高視聴率46.6%、最高視聴率38.8%を記録。中国の公安部が“ソン・ジュンギ恋煩い注意報”を出すほど、中国でも高い人気を博した。ソン・ジュンギは「太陽の末裔」に出演した後、100本以上のCMからオファーを受け、年収は約1000億ウォン(約100億円)であるという。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- イ・ハナ
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