ヨム・ジョンア&チョン・ソミン&キム・ジェファ、新ドラマ「クリーニングアップ」で初共演も相性は抜群?“キャラクターそのものだった”(総合)
写真=JTBC
ベテラン女優のヨム・ジョンアが登場する。本日(2日)午後、JTBC新土日ドラマ「クリーニングアップ」(演出:ユン・ソンシク、脚本:チェ・ギョンミ)の制作発表会がオンラインで開かれた。この場には、ヨム・ジョンア、チョン・ソミン、キム・ジェファ、イ・ムセン、ナ・イヌ、ユン・ソンシクプロデューサーが出席し、作品に対する紹介する時間を設けた。
韓国で6月4日に放送スタートする同作は、偶然聞いてしまったインサイダー(内部者取引)情報により、株式戦争に飛び込んだ“証券会社の掃除人”たちの予測不可能な物語だ。
演出を務めたユン・ソンシクプロデューサーは、作品について「隔たりを取り扱うドラマだ」と紹介。また「上流や下流の隔たり、人生で失うものがある人とない人の隔たりを描いている。持っているものがなくて失うものがないが、守るべきものがある人々の唐突な挑戦物語だ。特に徹底的に主人公のオ・ヨンミ(ヨム・ジョンア)の物語であると言うことができるが、生計、生存の間で切迫さのため犯罪現場に飛び込む彼女の物語だ。時には悲しく、時には寂しく、時には嬉しく、時には楽しく、時には危険で危なっかしい瞬間が繰り広げられる。そのたびに感じられるヨンミの感情を、ベテラン女優ヨム・ジョンアの演技力を通じて、思いっきり楽しむことができるドラマだ」と説明した。
「クリーニングアップ」には、多彩で魅力的なキャラクターたちが総出演する。証券会社の清掃員で、シングルマザーのオ・ヨンミ役を務めてドラマを引っ張っていくヨム・ジョンアは、なるべく視聴者が共感を得られるように自然に演技しているという。彼女は「できるだけ周りで見かけるような人のように演技するために、わざとトーンを作ったり、カッコつけたりしなかった。自分にできる最大限の自然さでオ・ヨンミを表現しようとした。数ヶ月間オ・ヨンミとして生きたら、ヨム・ジョンアなのか、オ・ヨンミなのか紛らわしいほどだ。今まで真心で演技したのが、視聴者にもしっかり伝わってほしい」と裏話を公開した。これに対して、ユン・ソンシクプロデューサーは「演技とは何かを見せてくれるヨム・ジョンアにいつも感動しながら撮影した。監督として素晴らしい演技をカメラに収める瞬間が幸せだった」と絶賛した。
興味深くユニークな題材であり、楽しく台本を読んだというチョン・ソミンは、前作と違って生き生きして愉快なキャラクターのアン・インギョンに扮して、新しい魅力を披露する。千の顔と1万の企みを持つ清掃員メン・スジャ役のキム・ジェファは、コミカルさを担当する。ユン・ソンシクプロデューサーは「我々のドラマは緊張感もあるし、時には悲しくもあり、様々な感情を感じるが、1つの特技はコメディだ。コミカルなシーンが多いが、そのコメディを一番よく主導する方がキム・ジェファだ」とし、好奇心を刺激した。
ここに相反する男性キャラクターたちは、女心を刺激する予定だ。ミステリアスな男イ・ヨンシン役のイ・ムセンは「ミステリアスなことに集中した。ヨンシンというキャラクターは、理性的でありながら本能的でもある」と伝えた。また、ナードな魅力溢れる工大生イ・ドゥヨン役のナ・イヌは「劇中で眼鏡をかけていて、身長も高い。人間関係も苦手なキャラクターだと設定して、体を使う時や実際に話をする時に平凡に見えないように努力した」と述べた。
何よりヨム・ジョンア&キム・ジェファ&チョン・ソミンは初めての共演で、とても勉強になったと述べた。キム・ジェファは「新しい体験だった。ヨム・ジョンアさんと演技をすれば、感電したようにヒリヒリする気分を感じる。迫力も溢れる。緊張するシーン、お互いにとても幸せそうなシーンなど、様々なシーンを3人で共演する。チョン・ソミンさんの場合、おしゃべりなのか、セリフなのかわからないほど、本当にリアルに演じていただいて、2人からたくさん学んでいる」と話した。
チョン・ソミンは「すごく勉強になる。直接体験しながら感電する気分がどんな気分か分かりそうだ。2人は初日からヨンミ姉さんとスジャ姉さんそのものに感じた。先輩たちと共演すると緊張しがちだが、心配して損したと思うほど、とても気楽に接していただいて、撮影現場の内外で助けていただき、もう一度作品への接し方を改めて感じて、ありがたいことにたくさん得られた作品だ」と感謝の気持ちを表現した。
2人の女優から絶賛を受けたヨム・ジョンアは「私がいくら準備しても、相手の方が現場で私がイメージしていたものと違ったら困惑するが、最初からすごくインギョンで、すごくスジャだった。特にキム・ジェファの場合、私よりずっと年下だけど、私より年齢が高い役だ。『それができるかな? 演技が上手だからできるんだろう』と思っていた。しかし、自ずと『お姉さん』と呼びたくなるような演技を見せてくれた。そしてこんなに愛らしいソミンが、インギョンをしていなかったらどうなったんだろうと思う」と答えた。
新鮮な題材で注目を集めている「クリーニングアップ」は、原作との差別化を図った。ユン・ソンシクプロデューサーは「女性ケイパームービーのジャンルを掲げていて、そのような期待を持っている方々が多いと思う。原作があるけれど、原作も掃除員の事件を中心に構成しており、それなりの楽しさがある。原作とは違う。その中に入って活躍する人物の深さが違う。人物たちがもっと生き生きとしていて、様々な真正性があって、事件の流れだけ追っていくのではなく、その人物一人ひとりの感情を細かく描いているので、決して軽いだけではないドラマだ。緊張感が中心になるのではないかと思われるかもしれないが、なるべくコメディを生かそうと努力した。コメディキャラクターがあちこちにいるけれど、これを積極的に活用してなるべく愉快で楽しく見られるように演出しようと努力した」と話した。
また「我々のドラマはヨンミのドラマだ。ヨンミが感じる様々な感情、瞬間がある。彼女の感情に視聴者たちができるだけ早く入り込むことができるように、主観的なカメラウォーキングをたくさん活用している。だから撮影しづらい。ずっと人物を追いかけなければならないので、容易ではないが、なるべくそのような撮影手法を通じてヨンミというキャラクターに入り込みやすいように努力した。ジャンル的の緊張感を生かすために、ダイナミックな画面を見せようと努力した。演出者として結果に自信があったし、確信している。十分に期待してご覧いただければと思う」と自信を示した。
最後にヨム・ジョンアは、魅力的な人物、毎回緊張感溢れるエンディングを鑑賞ポイントとして挙げ、ユン・ソンシクプロデューサーは「エンディングマッチプ(美味しいお店)だ。今後のことを予測できないエンディングが待っているし、恋愛物語も混じっている。様々なジャンルが混ざっている総合ギフトセットのようで、ジェットコースターのように一瞬も目を離すことができないドラマであるだけに、たくさんの声援をお願いする」と伝えた。
また、キム・ジェファは「大変でたくさん苦労しても、夢とウィットを忘れてはならないというメッセージを語っているようだ」と予告し、イ・ムセンは「線を越える人々の物語だと思う。どうして線を超えなければならなかったのか確認してほしい」とアピールし、まもなくベールを脱ぐ「クリーニングアップ」に対する期待を高めた。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- パク・アルム
topics