ナム・ジュヒョクの新境地!制服、アクション、筋肉美も…ダークヒーロー『ヴィジランテ』に熱狂
現在、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」のコンテンツブランド「スター」で独占配信中のドラマ『ヴィジランテ』が好評を呼んでいる。『二十五、二十一』『スタートアップ:夢の扉』など、青春の痛みときらめきを演じてきた人気俳優ナム・ジュヒョクがダークヒーローに扮したクライムアクションで、大ヒットした『ムービング』に継ぐ“異端のヒーロー”ものとしても注目される1本だ。
クライムアクションと聞くと暗くシリアスなものをイメージするだろうが、冒頭からパーカーのフードを深く被ったヴィジランテの物憂げな眼差しが闇の中に光り、その哀しげな表情に得も言えぬ感情が沸いてしまう。人々が熱狂するヒーロー、ヴィジランテの抗えない魅力、だからこそ彼を追ってしまう常識破れな脇キャラたちのクレイジーな行動を含め、序盤から目が離せなくなる(要は面白い!)。特に、主要キャラクターが出揃う4話からは、ヴィジランテと彼を追う3人のある種、“四角関係”状態で、ラブではないのに、駆け引きと揺さぶりの関係性が気になって仕方ない。というわけで、本作にハマる理由を紐解いていく。
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フードから覗く哀しげな眼差しにノックアウト!
物語の中心にいるのは、ナム・ジュヒョク演じる、警察大学の平凡な学生キム・ジヨンだ。平凡とはいえ、成績はトップクラス、運動神経も抜群で、前途有望な模範生。187cmの長身にちょこんと乗った小さいお顔、長い手脚に大きく広い背中、モデル出身ならではの九頭身スタイルで、警察学校の制服に身を包んだその姿は見惚れるしかない。学生時代はバスケットボールのプロ選手を目指していたナム・ジュヒョクだが、その腕もちょいちょい披露され、1話からシャワーシーンで惜しげもなく筋肉美を魅せるなど、ファンにはたまらない場面も多い。ダークだろうがなんだろうが、ヒーローとして人々を熱狂させる素質十分というわけだ。
加えて、彼は、幼い頃に見知らぬ粗暴者に理由なく母親を殴り殺された過去があり、そのときの深い心の傷と憤りを胸に抱えて生きている。『二十五、二十一』で演じたペク・イジンにせよ、『まぶしくて-私たちの輝く時間-』のイ・ジュナにせよ、理不尽な世の中に人生を狂わされ、絶望の淵に立たされながら戦う心優しき若者だった。つまり、この設定は完全なるナム・ジュヒョクの十八番キャラ。しかし、本作のジヨンはこれまでのキャラクターと決定的に異なる面がある。それは、「犯罪者には犯罪で罰する」という目には目をスタイルで世に戦いを挑む点だ。弱い者には厳しく強い者には甘い韓国社会において、自分の母親を殺めた者のように、法が野放しにし犯罪を繰り返す悪人たちに、自らの手で私刑を与えていくジヨン。彼は、やがてマスコミにより「ヴィジランテ(自警団)」と名付けられ、意図せずヒーローに祀り上げられていく……。というところから、物語は始まる。
女性と未成年者には手を出さないなどルールはあるとはいえ、ヴィジランテがやっていることは暴力であり犯罪だ。暴行シーンはハードであり、劇中でも論争になっていくわけだが、ナム・ジュヒョクが演じているためだろうか。その眼差しは常に哀しい“陰の光”を帯びて、不思議と悪の匂いが感じられない。例えば、悪人を追いこみ、深くかぶったパーカーのフードから覗く目、パソコンに向かい犯罪の資料を追う目、テレビから流れるヴィジランテのニュースを黙って見つめる目……たびたび彼の目がクローズアップされ、その哀しく切なげな眼差しが脳裏に焼き付いてしまう。“中の人”ジヨンの根底にある優しさや正義感、それゆえの危うさが浮かび、なぜだか胸が締め付けられてしまうのだ。
演技巧者たちが生み出す強烈キャラ!
そんな闇のヒーローを様々な立場と思惑から追う人々が、またクセ者揃いでハラハラさせてくれる。その筆頭が、ヴィジランテを追う警察広域捜査隊チーム長、チョ・ホンだ。『ペーパー・ハウス・コリア: 統一通貨を奪え』などで知られる怪優ユ・ジテが、20kg(!)も増量してこの役に魂を吹き込んでいるのだが、身長190cm超えの巨体で人を上から見下ろす姿は、もはや“怪物”。素手で車を持ち上げ、小銭くらいなら2本の指でぐにゃりと曲げてしまうほどの怪力で、存在が人間離れしている。いち早くヴィジランテの正体に気づき、圧倒的な威圧感でジヨンに迫りくるものだから、いやが上にも緊張感が走るのだ。
ヴィジランテの名付け親であり、TV局の記者チョ・ミリョも得体が知れない。ヴィジランテを大衆が望むヒーローに仕立て上げた彼女は、彼のスクープ記事を狙い、執拗に追いかける。上司にさえ強気、ヴィジランテをおびき寄せるためには手段を選ばない彼女は、「彼が伝えたいメッセージを届ける唯一の媒体になるのだ」と息巻くが、果たして善なのか悪なのか。髪を真っ赤に染めた強烈なビジュアルで、『悪の心を読む者たち』や映画『KCIA 南山の部長たち』の名バイプレイヤー、キム・ソジンが、物語に刺激を与えている。
そして、もっともクレイジーなのが、財閥DKグループの副会長で、自称“ヴィジランテのファン”、チョ・ガンオクだ。ヴィジランテの行動をあますことなく把握し、彼の言動を模倣するほど崇拝し、あげく手を組もうと言い出す、熱狂的信者でオタクだ。幼い頃に見た『バットマン』に憧れ、本物のヒーローになるべく、ヴィジランテに自身を投影させていくガンオクだが、厄介なことにジヨンの守ってきた正義のルールを壊していく。『秘密の森』『サバイバー:60日間の大統領』など一癖も二癖もある役どころを得意とするイ・ジュニョクが、今作でも少々イカれ気味の“ヴィジランテオタク”をエキセントリックに演じており、彼が出てくることで俄然面白さが増すと同時に、物語を惑わせる存在になっている。
ヴィジランテ争奪戦!
とんでもない常識破れな輩たちが一斉にヴィジランテ=キム・ジヨンを追うものだから、面白くないわけがない。そもそもジヨンは自身の正義を遂行しているだけ。ヒーローになるつもりなど露もなかったにもかかわらず、ヴィジランテなる名前を付けられてしまったおかげで、世間から注目され、警察にもマスコミにもファンにも追われることになるわけだ。しかも、ファンの一部は模倣犯となり、模倣犯による犯罪は増加。この現象は、アイドル崇拝が生む現象に似て、興味深い。自身の思惑とは違う方向に流れていく現実のぶつかり、ジヨン自身がどのような判断を下し、動いていくのだろう。
具体的にいえば、ホン、ミリョ、ガンオクの関係だ。彼らは、それぞれの立場からヴィジランテにある意味魅了され、手中に収めようとしていく。たとえば、ヴィジランテを捕まえる立場にある刑事ホンは、“中の人”ジヨンを「誠実で正義感がある」有能な人材として認め、彼を捕まえることではなく、彼の犯行を止めるためにある策に出る。その策が凡人の想像には及ばぬ奇抜なもので、それにより波乱が起きそうな予感だ。ジヨンとは同じ警察の人間であり、互いの信念とプライドを賭けた戦いの行方が気になる。
かと思えば、記者ミリョは、凶悪犯罪について「被害者の家族、特に保護者を失った子供」に与える影響を訴え、ジヨンの心を揺らす。狙った獲物は離さないハイエナのような人物だが、果たしてジヨンの味方になっていくのか、敵になっていくのか、今後の動向に注目だ。
なによりジヨンを大きく狂わせていくのが、自らもヴィジランテと一心同体であると信じてやまない、ガンオクの存在だ。犯罪者への制裁を「狩り」と考え、偽ヴィジランテとして横暴を振る舞うガンオクに憤りが隠せないジヨンだが、一方で、警察に正体がばれそうになった自分を巧妙に守ってくれたのも彼だった。金も権力もある“財閥副会長”のガンオクは、自分の楯として無視できなくなるジヨン。この厄介なオタク模倣犯の姿が、ジヨンの選択にどんな影響が及ぼすのか。ジヨンの変化によりガンオクがどんな行動に出るのか、先が読めず、ハラハラする。
ガンオクとミリョ、ミリョとホン、ホンとガンオク、それぞれの駆け引きも含めた3人の“ヴィジランテ争奪戦”の行方やいかに。誰のアプローチがジヨンの心を動かし、変えるのか。役者たちの演技バトルという意味も含めて、最後の最後までゾクゾクさせてくれそうだ。
もちろん、描かれる事件は韓国で実際にあったものをもとにしたエピソードもあり、社会問題を痛烈に映し出している点でも見ごたえは十分。加えて、ヴィジランテ現象を作られた偶像(アイドル)崇拝が生む歪んだ社会現象という観点で見ると、より身近な社会問題に通じ、興味が増すに違いない。
(執筆:髙橋尚子)
クライムアクションと聞くと暗くシリアスなものをイメージするだろうが、冒頭からパーカーのフードを深く被ったヴィジランテの物憂げな眼差しが闇の中に光り、その哀しげな表情に得も言えぬ感情が沸いてしまう。人々が熱狂するヒーロー、ヴィジランテの抗えない魅力、だからこそ彼を追ってしまう常識破れな脇キャラたちのクレイジーな行動を含め、序盤から目が離せなくなる(要は面白い!)。特に、主要キャラクターが出揃う4話からは、ヴィジランテと彼を追う3人のある種、“四角関係”状態で、ラブではないのに、駆け引きと揺さぶりの関係性が気になって仕方ない。というわけで、本作にハマる理由を紐解いていく。
>>『ヴィジランテ』視聴はこちら
フードから覗く哀しげな眼差しにノックアウト!
ナム・ジュヒョクがダークヒーローにハマるワケ
物語の中心にいるのは、ナム・ジュヒョク演じる、警察大学の平凡な学生キム・ジヨンだ。平凡とはいえ、成績はトップクラス、運動神経も抜群で、前途有望な模範生。187cmの長身にちょこんと乗った小さいお顔、長い手脚に大きく広い背中、モデル出身ならではの九頭身スタイルで、警察学校の制服に身を包んだその姿は見惚れるしかない。学生時代はバスケットボールのプロ選手を目指していたナム・ジュヒョクだが、その腕もちょいちょい披露され、1話からシャワーシーンで惜しげもなく筋肉美を魅せるなど、ファンにはたまらない場面も多い。ダークだろうがなんだろうが、ヒーローとして人々を熱狂させる素質十分というわけだ。加えて、彼は、幼い頃に見知らぬ粗暴者に理由なく母親を殴り殺された過去があり、そのときの深い心の傷と憤りを胸に抱えて生きている。『二十五、二十一』で演じたペク・イジンにせよ、『まぶしくて-私たちの輝く時間-』のイ・ジュナにせよ、理不尽な世の中に人生を狂わされ、絶望の淵に立たされながら戦う心優しき若者だった。つまり、この設定は完全なるナム・ジュヒョクの十八番キャラ。しかし、本作のジヨンはこれまでのキャラクターと決定的に異なる面がある。それは、「犯罪者には犯罪で罰する」という目には目をスタイルで世に戦いを挑む点だ。弱い者には厳しく強い者には甘い韓国社会において、自分の母親を殺めた者のように、法が野放しにし犯罪を繰り返す悪人たちに、自らの手で私刑を与えていくジヨン。彼は、やがてマスコミにより「ヴィジランテ(自警団)」と名付けられ、意図せずヒーローに祀り上げられていく……。というところから、物語は始まる。
女性と未成年者には手を出さないなどルールはあるとはいえ、ヴィジランテがやっていることは暴力であり犯罪だ。暴行シーンはハードであり、劇中でも論争になっていくわけだが、ナム・ジュヒョクが演じているためだろうか。その眼差しは常に哀しい“陰の光”を帯びて、不思議と悪の匂いが感じられない。例えば、悪人を追いこみ、深くかぶったパーカーのフードから覗く目、パソコンに向かい犯罪の資料を追う目、テレビから流れるヴィジランテのニュースを黙って見つめる目……たびたび彼の目がクローズアップされ、その哀しく切なげな眼差しが脳裏に焼き付いてしまう。“中の人”ジヨンの根底にある優しさや正義感、それゆえの危うさが浮かび、なぜだか胸が締め付けられてしまうのだ。
演技巧者たちが生み出す強烈キャラ!
ヴィジランテを取り巻く人々がスリリングすぎる
そんな闇のヒーローを様々な立場と思惑から追う人々が、またクセ者揃いでハラハラさせてくれる。その筆頭が、ヴィジランテを追う警察広域捜査隊チーム長、チョ・ホンだ。『ペーパー・ハウス・コリア: 統一通貨を奪え』などで知られる怪優ユ・ジテが、20kg(!)も増量してこの役に魂を吹き込んでいるのだが、身長190cm超えの巨体で人を上から見下ろす姿は、もはや“怪物”。素手で車を持ち上げ、小銭くらいなら2本の指でぐにゃりと曲げてしまうほどの怪力で、存在が人間離れしている。いち早くヴィジランテの正体に気づき、圧倒的な威圧感でジヨンに迫りくるものだから、いやが上にも緊張感が走るのだ。ヴィジランテの名付け親であり、TV局の記者チョ・ミリョも得体が知れない。ヴィジランテを大衆が望むヒーローに仕立て上げた彼女は、彼のスクープ記事を狙い、執拗に追いかける。上司にさえ強気、ヴィジランテをおびき寄せるためには手段を選ばない彼女は、「彼が伝えたいメッセージを届ける唯一の媒体になるのだ」と息巻くが、果たして善なのか悪なのか。髪を真っ赤に染めた強烈なビジュアルで、『悪の心を読む者たち』や映画『KCIA 南山の部長たち』の名バイプレイヤー、キム・ソジンが、物語に刺激を与えている。
そして、もっともクレイジーなのが、財閥DKグループの副会長で、自称“ヴィジランテのファン”、チョ・ガンオクだ。ヴィジランテの行動をあますことなく把握し、彼の言動を模倣するほど崇拝し、あげく手を組もうと言い出す、熱狂的信者でオタクだ。幼い頃に見た『バットマン』に憧れ、本物のヒーローになるべく、ヴィジランテに自身を投影させていくガンオクだが、厄介なことにジヨンの守ってきた正義のルールを壊していく。『秘密の森』『サバイバー:60日間の大統領』など一癖も二癖もある役どころを得意とするイ・ジュニョクが、今作でも少々イカれ気味の“ヴィジランテオタク”をエキセントリックに演じており、彼が出てくることで俄然面白さが増すと同時に、物語を惑わせる存在になっている。
ヴィジランテ争奪戦!
奇抜な策の連続で先の読めない展開に夢中に
とんでもない常識破れな輩たちが一斉にヴィジランテ=キム・ジヨンを追うものだから、面白くないわけがない。そもそもジヨンは自身の正義を遂行しているだけ。ヒーローになるつもりなど露もなかったにもかかわらず、ヴィジランテなる名前を付けられてしまったおかげで、世間から注目され、警察にもマスコミにもファンにも追われることになるわけだ。しかも、ファンの一部は模倣犯となり、模倣犯による犯罪は増加。この現象は、アイドル崇拝が生む現象に似て、興味深い。自身の思惑とは違う方向に流れていく現実のぶつかり、ジヨン自身がどのような判断を下し、動いていくのだろう。具体的にいえば、ホン、ミリョ、ガンオクの関係だ。彼らは、それぞれの立場からヴィジランテにある意味魅了され、手中に収めようとしていく。たとえば、ヴィジランテを捕まえる立場にある刑事ホンは、“中の人”ジヨンを「誠実で正義感がある」有能な人材として認め、彼を捕まえることではなく、彼の犯行を止めるためにある策に出る。その策が凡人の想像には及ばぬ奇抜なもので、それにより波乱が起きそうな予感だ。ジヨンとは同じ警察の人間であり、互いの信念とプライドを賭けた戦いの行方が気になる。
かと思えば、記者ミリョは、凶悪犯罪について「被害者の家族、特に保護者を失った子供」に与える影響を訴え、ジヨンの心を揺らす。狙った獲物は離さないハイエナのような人物だが、果たしてジヨンの味方になっていくのか、敵になっていくのか、今後の動向に注目だ。
なによりジヨンを大きく狂わせていくのが、自らもヴィジランテと一心同体であると信じてやまない、ガンオクの存在だ。犯罪者への制裁を「狩り」と考え、偽ヴィジランテとして横暴を振る舞うガンオクに憤りが隠せないジヨンだが、一方で、警察に正体がばれそうになった自分を巧妙に守ってくれたのも彼だった。金も権力もある“財閥副会長”のガンオクは、自分の楯として無視できなくなるジヨン。この厄介なオタク模倣犯の姿が、ジヨンの選択にどんな影響が及ぼすのか。ジヨンの変化によりガンオクがどんな行動に出るのか、先が読めず、ハラハラする。
ガンオクとミリョ、ミリョとホン、ホンとガンオク、それぞれの駆け引きも含めた3人の“ヴィジランテ争奪戦”の行方やいかに。誰のアプローチがジヨンの心を動かし、変えるのか。役者たちの演技バトルという意味も含めて、最後の最後までゾクゾクさせてくれそうだ。
もちろん、描かれる事件は韓国で実際にあったものをもとにしたエピソードもあり、社会問題を痛烈に映し出している点でも見ごたえは十分。加えて、ヴィジランテ現象を作られた偶像(アイドル)崇拝が生む歪んだ社会現象という観点で見ると、より身近な社会問題に通じ、興味が増すに違いない。
(執筆:髙橋尚子)
■配信情報
『ヴィジランテ』
ディズニープラス スターにて独占配信中
>>『ヴィジランテ』視聴はこちら
【キャスト】
ナム・ジュヒョク『まぶしくて―私たちの輝く時間―』『スタートアップ:夢の扉』『二十五、二十一』
ユ・ジテ『グッドワイフ』『花様年華~君といた季節~』
イ・ジュニョク『秘密の森』『サバイバー:60日間の大統領』『リセット~運命をさかのぼる1年~』
キム・ソジン『悪の心を読む者たち』
【スタッフ】
演出:チェ・ジョンヨル『グローリーデイ』『スタートアップ!』
脚本:イ・ミンソプ
【ストーリー】
キム・ジヨンは警察学校に通う学生で、成績は首席のトップクラス。まさに学校のスター的存在のジヨンは、幼いころに自身の目の前で、罪のない母親が、見知らぬ粗暴者に殴り殺されてしまい、以降その事件の残像が頭から離れずにいた。何度も犯罪を繰り返す人間や、犯した罪に比べて軽罰で済んだ犯罪者たちが簡単に釈放される法制度に対し、ジヨンは私的制裁を決心する。
■関連リンク
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- Kstyle編集部
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