“観客動員数2億人”2013年韓国映画を急成長させた俳優とは?
今年1年で韓国の映画館を訪れた観客が史上初めて2億人を突破した。
17日午後、韓国映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークは、今年に入ってからの総観客動員数が2億人を突破したと明かした。
1年間に映画館を訪れた観客の数が2億人を突破するのは、今年が初めてだ。さらに、昨年映画を観覧した総観客数は1億9,489万587人を記録しており、今年はまだ10日ほど残っていることを勘案すると、驚異的な数値である。
このように、韓国映画市場の急成長を率いたその背景には、韓国の俳優たちの大きな活躍があった。信じて見ることのできる俳優たちが増えるにつれ、映画館を訪れる観客の数もさらに増えている。実際、映画振興委員会による集計の結果、今年人気を集めた作品トップ10の中に韓国映画が8本も入っているということは注目すべきことだ。海外の俳優としては、韓国でとりわけ人気を集める「アイアンマン」シリーズの主人公ロバート・ダウニー・Jr.と“親切なパンおじさん”ブラッド・ピットが名を連ねた。
韓国の俳優たちの活躍が著しかった1年だったが、女優が上位にランクインできなかったことは、残念な点となった。トップ10入りした作品の中で、女優が映画をリードした作品は1本もなく、かろうじて映画「かくれんぼ」のチョン・ミソンとムン・ジョンヒ、「監視者たち」のハン・ヒョジュが面目を保っただけである。
2位を記録したソン・ガンホの出演作は、ポン・ジュノ監督の「スノーピアサー」だ。「スノーピアサー」は新たな氷河期に、人類最後の生存地域である列車の中で、抑圧に苦しんでいた最後尾車両の乗客たちの、止められない反乱を盛り込んだ作品であり、ソン・ガンホは同映画で、列車設計者のナムグン・ミンス役を演じ、カーティス(クリス・エヴァンス)とエンジンがある車両まで進む道のりを共にした。それほど多くのシーンには出演しなかったものの、有名なハリウッド俳優たちの間でどっしりとした存在感をアピールし、映画の成功の一翼を担った。
時代劇「観相師」は3位となった。「観相師」は、朝鮮の天才観相家が、歴史上最も悲劇的な事件である癸酉靖難(ケユジョンナン:首陽大君が王の座を狙って起こした朝鮮王朝史に残るクーデター)に巻き込まれることから展開されるストーリーを描いた作品だ。映画「恋愛の目的」「優雅な世界」を演出したハン・ジェリム監督が演出を担当した作品だ。映画で天才観相家のネギョン役を演じたソン・ガンホは、彼ならではのコミカルな演技と共に、息子への深い愛情、時代の渦に巻き込まれた平凡な人々の姿などを自由自在に表現し、好評を得た。
ハ・ジョンウは「ベルリンファイル」と「テロ,ライブ」で上位にランクインした。今年の初めをアクションで染めた「ベルリンファイル」は“アクションキッド”リュ・スンワン監督が演出を務めた作品で、生きては帰れない都市ベルリンを舞台に、それぞれの目的のためにお互いに標的となった最高の秘密エージェントたちの、生存のための史上初のミッションを描いた、超大型アクションプロジェクトだ。ハ・ジョンウは北朝鮮の最高の秘密エージェントピョ・ジョンソン役を演じ、華やかなアクションを披露して絶賛された。
「テロ,ライブ」は、彼の力量を上手く引き出した作品だ。麻浦(マポ)大橋爆発事故のニュースを、キャスターが生中継する過程を描いた同映画でハ・ジョンウは、ワントップ主演も可能であることを証明し、名実共に韓国映画界を代表する俳優としての地位を確立した。
映画で娘イェスンを演じたカル・ソウォンとの演技では見る人を笑わせ、また、イェスンと別れるシーンでは切ない父性愛で見る人を泣かせるなど、最高の演技力を披露した。同映画は1200万人の観客を動員する勢いを見せた。
同映画でリュ・スンリョンは映画俳優協会賞受賞、大鐘(テジョンサン)映画祭主演男優賞受賞、百想(ペクサン)芸術大賞の映画大賞受賞など、続けて行われた授賞式で賞を総なめし、その人気を再び証明した。
「アイアンマン3」は、アイアンマンの人間的苦悩を盛り込むと同時に、よりグレードアップしたアクションで人気を集めた映画だ。ロバート・ダウニー・Jr.は、映画でトラウマに苦しむアイアンマンを上手く表現し好評を得た。
ブラッド・ピットはゾンビ映画「ワールド・ウォーZ」で活躍した。「ワールド・ウォーZ」は同名のベストセラー小説を映画化した作品で、全世界がゾンビでいっぱいになる内容の作品だ。ブラッド・ピットは映画でゾンビが全世界に拡散することになった原因を探しに旅立つジェリー・レインを演じ注目を浴びた。
この他にも映画「シークレット・ミッション」のキム・スヒョン、「かくれんぼ」のソン・ヒョンジュ、「監視者たち」のソル・ギョングなどが上位にランクインし、今年1年を輝かせた映画俳優となった。
17日午後、韓国映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークは、今年に入ってからの総観客動員数が2億人を突破したと明かした。
1年間に映画館を訪れた観客の数が2億人を突破するのは、今年が初めてだ。さらに、昨年映画を観覧した総観客数は1億9,489万587人を記録しており、今年はまだ10日ほど残っていることを勘案すると、驚異的な数値である。
このように、韓国映画市場の急成長を率いたその背景には、韓国の俳優たちの大きな活躍があった。信じて見ることのできる俳優たちが増えるにつれ、映画館を訪れる観客の数もさらに増えている。実際、映画振興委員会による集計の結果、今年人気を集めた作品トップ10の中に韓国映画が8本も入っているということは注目すべきことだ。海外の俳優としては、韓国でとりわけ人気を集める「アイアンマン」シリーズの主人公ロバート・ダウニー・Jr.と“親切なパンおじさん”ブラッド・ピットが名を連ねた。
韓国の俳優たちの活躍が著しかった1年だったが、女優が上位にランクインできなかったことは、残念な点となった。トップ10入りした作品の中で、女優が映画をリードした作品は1本もなく、かろうじて映画「かくれんぼ」のチョン・ミソンとムン・ジョンヒ、「監視者たち」のハン・ヒョジュが面目を保っただけである。
2013年、ソン・ガンホとハ・ジョンウの一騎打ち…上位に出演作が2本ランクイン
今年1年は、ソン・ガンホとハ・ジョンウの一騎打ちだったと言っても過言ではない。ソン・ガンホの出演作は今年最高の人気作にはなれなかったが、2位と3位の作品に出演しており、ハ・ジョンウは5位と8位の作品に出演し、それぞれ約1800万人と約1200万人の観客の動員に成功した。2位を記録したソン・ガンホの出演作は、ポン・ジュノ監督の「スノーピアサー」だ。「スノーピアサー」は新たな氷河期に、人類最後の生存地域である列車の中で、抑圧に苦しんでいた最後尾車両の乗客たちの、止められない反乱を盛り込んだ作品であり、ソン・ガンホは同映画で、列車設計者のナムグン・ミンス役を演じ、カーティス(クリス・エヴァンス)とエンジンがある車両まで進む道のりを共にした。それほど多くのシーンには出演しなかったものの、有名なハリウッド俳優たちの間でどっしりとした存在感をアピールし、映画の成功の一翼を担った。
時代劇「観相師」は3位となった。「観相師」は、朝鮮の天才観相家が、歴史上最も悲劇的な事件である癸酉靖難(ケユジョンナン:首陽大君が王の座を狙って起こした朝鮮王朝史に残るクーデター)に巻き込まれることから展開されるストーリーを描いた作品だ。映画「恋愛の目的」「優雅な世界」を演出したハン・ジェリム監督が演出を担当した作品だ。映画で天才観相家のネギョン役を演じたソン・ガンホは、彼ならではのコミカルな演技と共に、息子への深い愛情、時代の渦に巻き込まれた平凡な人々の姿などを自由自在に表現し、好評を得た。
ハ・ジョンウは「ベルリンファイル」と「テロ,ライブ」で上位にランクインした。今年の初めをアクションで染めた「ベルリンファイル」は“アクションキッド”リュ・スンワン監督が演出を務めた作品で、生きては帰れない都市ベルリンを舞台に、それぞれの目的のためにお互いに標的となった最高の秘密エージェントたちの、生存のための史上初のミッションを描いた、超大型アクションプロジェクトだ。ハ・ジョンウは北朝鮮の最高の秘密エージェントピョ・ジョンソン役を演じ、華やかなアクションを披露して絶賛された。
「テロ,ライブ」は、彼の力量を上手く引き出した作品だ。麻浦(マポ)大橋爆発事故のニュースを、キャスターが生中継する過程を描いた同映画でハ・ジョンウは、ワントップ主演も可能であることを証明し、名実共に韓国映画界を代表する俳優としての地位を確立した。
今年唯一の“観客1000万映画”に出演…リュ・スンリョン
今年1年を振り返るとき、欠かせない俳優はリュ・スンリョンだ。映画「7番房の奇跡」で2013年唯一の“観客1000万映画”に出演したリュ・スンリョンは、刑務所に収監された知的障がい者の父の父性愛を描いた同作品で知的年齢6歳のヨングを演じ、観客の涙腺を刺激した。映画で娘イェスンを演じたカル・ソウォンとの演技では見る人を笑わせ、また、イェスンと別れるシーンでは切ない父性愛で見る人を泣かせるなど、最高の演技力を披露した。同映画は1200万人の観客を動員する勢いを見せた。
同映画でリュ・スンリョンは映画俳優協会賞受賞、大鐘(テジョンサン)映画祭主演男優賞受賞、百想(ペクサン)芸術大賞の映画大賞受賞など、続けて行われた授賞式で賞を総なめし、その人気を再び証明した。
愛されるロバート・ダウニー・Jr.&ブラッド・ピット…海外映画の面目を保つ
全世界だけでなく、韓国でも愛されているロバート・ダウ二ー・Jr.とブラッド・ピットが海外映画の面目を保った。ロバート・ダウニー・Jr.主演の映画「アイアンマン3」と、ブラッド・ピット主演の「ワールド・ウォーZ」がそれぞれ4位と10位にランクインしたのだ。「アイアンマン3」は、アイアンマンの人間的苦悩を盛り込むと同時に、よりグレードアップしたアクションで人気を集めた映画だ。ロバート・ダウニー・Jr.は、映画でトラウマに苦しむアイアンマンを上手く表現し好評を得た。
ブラッド・ピットはゾンビ映画「ワールド・ウォーZ」で活躍した。「ワールド・ウォーZ」は同名のベストセラー小説を映画化した作品で、全世界がゾンビでいっぱいになる内容の作品だ。ブラッド・ピットは映画でゾンビが全世界に拡散することになった原因を探しに旅立つジェリー・レインを演じ注目を浴びた。
この他にも映画「シークレット・ミッション」のキム・スヒョン、「かくれんぼ」のソン・ヒョンジュ、「監視者たち」のソル・ギョングなどが上位にランクインし、今年1年を輝かせた映画俳優となった。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・ギョンジュ
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