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【REPORT】「SMTOWN LIVE」東京ドーム公演で95,000人が熱狂!日本の大バズリ曲カバーやサプライズ発表も

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田中聖太郎写真事務所
SM ENTERTAINMENTが主催するライブ「SMTOWN LIVE 2025 in TOKYO」(以下、「SMTOWN LIVE」)が8月9日(土)、10日(日)に東京ドームで開催され、所属アーティスト16組65名が出演。2日間で95,000人の観客を集めた。

「SMTOWN LIVE」の日本開催は15年目となり、通算36公演のうち23回を東京ドームで行っているビックイベントだ。今回は、カンタ、東方神起、SUPER JUNIOR、SUPER JUNIOR-Mのチョウミ、少女時代のヒョヨン、SHINeeのキー&ミンホ、EXOのスホ&チャンヨル&カイ、Red Velvetのアイリーン&スルギ&ジョイ、NCT 127、NCT DREAM、WayV、aespa、RIIZE、NCT WISH、Hearts2Hearts、XngHan & Xoul、SMTR25が出演し、各日約4時間半、計51曲を披露した。

また、初日9日の終演タイミングで、来年1月31日(土)、2月1日(日)に、みずほPayPayドーム福岡での「SMTOWN LIVE 2025-26 in FUKUOKA」開催がサプライズ発表され、ファンを喜ばせた。

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今年はSM ENTERTAINMENT設立30周年の記念の年であり、オープニングから東方神起が登場。アーティストとしての躍進を印象付けた初期のヒット曲「Rising Sun」を披露すると、デビュープロジェクトチームSMTR25によるSHINeeの「Lucifer」、EXOの「Growl」のカバーがそれに続いたが、今回は自身の曲やグループの垣根を超えたレアなコラボに加え、全編にわたりK-POPの歴史ともいえる同事務所30周年を祝うヒット曲たちが、さまざまなアーティストたちにより披露された。

さらに、各グループのカバー楽曲も話題を呼んだ。新人ガールズグループHearts2Heartsがカバーした「Gee」(原曲:少女時代)と、EXOがカバーした「闘志,Git It Up!」(原曲:H.O.T.)は原曲に忠実に表現され、EXOは衣装まで当時をオマージュした。Red Velvetの「Run Devil Run」(原曲:少女時代)はジャズアレンジで大人っぽく変貌を遂げ、東方神起は「Psycho」(原曲:Red Velvet)の繊細な歌とダンスでアーティストとしての新たな側面を表現した。

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「SMTOWN LIVE」ならではのグループの垣根を超えたコラボも盛りだくさん。K-POP第1世代を代表するH.O.Tの「Full of Happiness」は、オリジナルメンバーのカンタが、WayVのシャオジュン、ヘンドリー、RIIZEのウォンビン、アントン、NCT WISHのシオン、ユウシら第4、第5世代の若手とコラボ。ほかにも、Red VelvetのスルギとRIIZEのソンチャンが「Bad Boy, Sad Girl」でデュエットを披露。

少女時代のヒョヨンとWayVのヤンヤンとaespaのGISELLEによるゴージャスな「DESSERT」に加え、昨年「IDOL」(原曲:YOASOBI)で東京ドームを揺らした東方神起のチャンミンとSUPER JUNIORのキュヒョン、RIIZEのショウタロウが再び降臨。今年SNSで大バズリした「愛♡スクリ~ム!」(原曲:AiScReam)をカバーし、「何が好き?」のかわいいコールで、今年も東京ドームを大いに盛り上げた。

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今回は、新人のガールズグループHearts2HeartsとスンハンによるアーティストブランドXngHan&Xoulが初参加。全員が10代のHearts2Heartsのリーダーであるジウは「練習生時代にaespa先輩の東京ドーム公演を見て、必ずこのステージに立つことを誓った」と言い、夢のステージでデビュー曲「The Chase」などを披露。7月31日にデビューしたばかりのXngHan&Xoulは、これが日本初ステージに。スンハンは「先輩たちと同じステージに立つことができて本当に嬉しい。すごいわくわくしている。10月にも日本で初SHOWCASEを行います!」と日本語でアピールした。

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デビューステージを昨年の「SMTOWN LIVE」で飾ったNCT WISHは、初日には王子様のような白の衣装で登場。デビュー曲「WISH(Japanese Ver.)」などでかわいらしさと爽やかさでドームを包み込むと、11月から始まるホールツアーの追加公演を2026年1月に兵庫・神戸ワールド記念ホール、東京・代々木第一体育館のアリーナ会場で開催することを発表し、ファンを沸かせた。またこの場で、8月12日リリースの新曲「Surf」の予告映像も公開された。

日本アリーナツアー中だけにキレ味鋭いパフォーマンスで魅せたRIIZEは、キャッチーな「Boom Boom Bass」、「バッグを背負う動作が特徴」とショウタロウが言う「Bag Bad Back」や「Fly Up」など最新アルバムの楽曲を中心に披露し、「9月の代々木(第一体育館公演)まで頑張ります! 僕たちもいつか、東京ドームで!」と意欲を見せた。

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aespaは新曲「Dirty Work」や、「Whiplash」のスーパージゼルタイムで会場を沸かせると、「Supernova」では全グループのファンがコールを大合唱する大きな声がドームを揺らした。またトークでは、GISELLEが「9月5日に韓国でカムバックをします! 皆さんのためにスポ(ネタバレ)しますね」と2日間違う振付を披露し、「思っている以上に大きなヒント」と新曲「Rich Man」への期待を高め、秋に行う日本でのアリーナツアーにも言及した。

WayVは、笑顔で「Give Me That (Korean Ver.)」を歌うと、クンが「かわいいWayVとセクシーなWayV、どっちが好き?」と会場に問いかけセクシーな「Love Talk」を歌い、最新曲「BIG BANDS (Korean Ver.)」など3曲をパフォーマンス。8月8日が誕生日だったシャオジュンは、初日9日に「日本で誕生日を迎えられて新鮮で幸せ」とファンに伝えた。

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NCT DREAMは最新アルバムのダブルタイトル曲「BTTF」「CHILLER」、そしてロンジュンとへチャンのアドリブパートが映える爽やかさあふれる日本2ndシングル「Moonlight」などを披露。2日目はトークでもパフォーマンスでも自由さがあふれ出し、メンバーたちがふざけあいながらリラックスした楽しいステージを見せた。

そして5月にワールドツアーの最終公演として東京ドーム2Daysを行ったNCT 127は、圧倒的な大声援の中「Walk」でのバンダナを使ったパフォーマンスで会場を魅了。バチバチに仕上げられたパフォーマンスの後は、自己紹介でギャグを盛り込んで笑わせ、ドヨンが「9月のへチャンさんのソロ、10月にユウタさんの新しいアルバムが出ます。スポしてください!」とへチャンに新作のネタバレを促すと、へチャンが投げキスの仕草を見せ、メンバーたちも「初めて見た!」と驚きの表情に。秋にはユウタとドヨンのソロコンサートも行われると伝え、「Fact Check」と「2 Baddies」を披露して会場が1つになった。また、NCT 127とNCT DREAMを兼任するマークとヘチャンは、マークのソロアルバム収録曲「+82 Pressinʼ」で双子感を醸し出すパフォーマンスを披露し、観客を魅了した。


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Red Velvetは、アイリーン、スルギ、ジョイの3人で登場。コラボやカバーのほか、名曲「Bad Boy」、夏の代名詞「Red Flavor」などを披露。アイリーンとスルギは、「9月に2人で東京ガーデンシアターでコンサートをします!」と知らせると、8月18日に初ソロアルバムをリリースするジョイは、「私の愛をたっぷり込めたアルバムなので聞いてほしいです」と自信をのぞかせた。

SHINeeからは、ミンホとキーがそれぞれのソロ曲を披露。キーは8月11日リリースの新曲「HUNTER」を先行初パフォーマンスした。インパクトのある赤髪で登場したキーは、「昨日、自分の家で染めました。SHINeeの初東京ドーム前日も、寮で自分で赤に染めました」という思い出話も。「30周年のSMおめでとー!」とトークでも会場を盛り上げ、「僕もSHINeeもまたここ(東京ドーム)で挨拶できるように頑張ります!」と意気込みを伝えた。

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EXOも、スホ、チャンヨル、カイがそれぞれのソロ曲を披露した。バンドと共に登場したスホが「1 to 3」を歌うと、そのバンドをチャンヨルが引継ぎ、彼自身が日本語で作詞を手掛けたエモーショナルな「考えてみたら」をギターを弾きながら熱唱。カイは2人とはカラーの異なる「Wait On Me」のしなやかなダンスと歌でファンを魅了した。トークではリーダーのスホが「(メンバー)セフンの除隊まで1ヶ月。もう少しだけ待っていてほしい。準備している。EXOが戻ってきます!」と明言してファンを喜ばせた。

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少女時代のヒョヨンはポップなダンスチューン「Retro Romance」で会場を明るいムードで包み込むと、「30周年という記念の年に皆さんに会えてとても嬉しい。いつも変わらずに待っていてくれるみなさんのおかげで、ステージができる。今はDJやソロ活動をしていますが、これからもさまざまな姿とステージお見せする。期待しててほしい」と感謝を伝えた。

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ひと際大きな歓声を集めたのは、今年デビュー20周年を迎えるSUPER JUNIOR。K-POPの歴史的名曲「Sorry, Sorry」の後半に、ヒチョルが登場すると、驚きと喜びの歓声が上がる。彼はその大歓声に応えるように、曲終わりに「SUPER JUNIOR!」と絶叫。そしてヒチョルもダンスに加わった「Black Suit」や20周年のための活動曲「Express Mode」で大人のアーティストとしてのカッコよさを印象付けたかと思うと、「SUPER JUNIOR 20歳、SM 30歳、(メンバー)シンドン40歳」と爆笑の掴みで始まったトークでは大カオスに陥る通常運転ぶりで、パフォーマンスとのギャップを見せつけた。SUPER JUNIOR-Mのバラード曲「至少還有Ni (Korean Ver.)」では、しっとりとした歌声を聴かせた。

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SMの長男ともいえるカンタは、ソロ曲「My Life」のほか、前述の若手とのコラボでH.O.Tの懐かしの楽曲を披露し、「SMは30周年、これからが新しい始まり。これからも良い音楽を通してカテゴリーを拡げて、素敵な音楽とパフォーマンスをお届けすることを約束する」と未来を見据えた。

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グループ最年長となる東方神起は、オープニングに「Rising Sun」、本編の最後に「呪文-MIROTIC」と、彼らにとっての韓国での大ブレイク、そしてアジア進出に繋がったターニングポイントであり、“SMらしさ”を代表する名曲を披露した。その東方神起も日本でデビュー20周年。「11月から日本ファンクラブイベントを行い、ソロ活動もある。僕は1stアルバムを出す予定」というユンホにチャンミンは、「僕は日本でソロのホールツアーを行う」と活発な活動を知らせた。

急性骨壊死の手術のため不参加となったBoAは、今年デビュー25周年を迎え、9日の開演前には日本オリジナル新曲「Good for U」のMVが限定公開された。

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東方神起の選曲や、終盤でのSMTR25の20人による「SM 30th Tribute Performance」が象徴するように、今回の「SMTOWN LIVE」はSM ENTERTAINMENT 30年の歴史を振り返る構成で行われた。第1世代のカンタから新人の第5世代までが現役で、同じ会場に一堂に会してライブができるのはSM ENTERTAINMENTならではの試み。今後の同事務所のアーティストの活躍に、早くも期待が高まっている。

取材・文/坂本ゆかり

・SUPER JUNIOR ヒチョル、ナインティナイン 岡村隆史との記念ショットが話題「11年ぶりの再会」

・東方神起にNCT、aespaまで!「SMTOWN LIVE」東京ドーム公演のため続々出国(動画あり)

■イベント概要
「SMTOWN LIVE 2025 in TOKYO」

【日程・会場】
2025年8月9日(土) 東京ドーム 15:00開場 / 17:00開演
2025年8月10日(日) 東京ドーム 13:00開場 / 15:00開演

【出演アーティスト】
KANGTA / 東⽅神起 / SUPER JUNIOR / ZHOUMI (SUPER JUNIOR-M) / HYOYEON (少⼥時代) / KEY & MINHO (SHINee) / SUHO & CHANYEOL & KAI (EXO) / Red Velvet (IRENE & SEULGI & JOY) / NCT 127 / NCT DREAM / WayV / aespa / RIIZE / NCT WISH / Hearts2Hearts / XngHan&Xoul / SMTR25

【セットリスト】
東方神起 / Rising Sun
SMTR25 / Lucifer
SMTR25 / Growl
Hearts2Hearts / The Chase
Hearts2Hearts / Gee
NCT WISH / WISH(Japanese Ver.)
NCT WISH / Steady
RIIZE / Boom Boom Bass
RIIZE / Bag Bad Back
aespa / Whiplash
aespa / Dirty Work
XngHan&Xoul / Heavenly Blue + Waste No Time
SEULGI x SUNGCHAN / Bad Boy, Sad Girl
SUPER JUNIOR-M / ⾄少還有Ni(Korean Ver.)
KANGTA / My Life
MINHO(SHINee)/ CALL BACK
KEY(SHINee)/ Gasoline
HYO / Retro Romance
NCT DREAM / CHILLER
NCT DREAM / Moonlight
WayV / Give Me That (Korean Ver.)
WayV / Love Talk
NCT 127 / Walk
NCT 127 / Fact Check
SUHO(EXO)/ 1 to 3
CHANYEOL(EXO)/ 考えてみたら
KAI(EXO)/ Wait On Me
HYOYEON × YANGYANG × GISELLE / DESSERT
MARK × HAECHAN / +82 Pressinʼ
CHANGMIN × KYUHYUN × SHOTARO / 愛♡スクリ~ム!
KANGTA × MALE GROUP(XIAOJUN, HENDRY, WONBIN, ANTON, SION, YUSHI) / Full of happiness
KEY(SHINee)/ HUNTER
MINHO(SHINee)/ Something About U
Red Velvet / Bad Boy
Red Velvet / Run Devil Run
EXO / 鬪志, Git It Up!
SUPER JUNIOR / Sorry, Sorry
SUPER JUNIOR / Black Suit
東方神起 / Psycho
SMTR25 / SM 30th Tribute Performance
Hearts2Hearts / STYLE
NCT WISH / poppop(Japanese Ver.)
RIIZE / Fly Up
aespa / Supernova
NCT DREAM / BTTF
WayV / BIG BANDS(Korean Ver.)
Red Velvet / Red Flavor
NCT 127 / 2 Baddies
SUPER JUNIOR / Express Mode
東方神起 / 呪文-MIROTIC
SMTOWN / Hope from KWANGYA

元記事配信日時 : 
記者 : 
Kstyle編集部

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