【REPORT】Mnet Asian Music Awards日本初上陸!モンスターグループWanna Oneがファン待望の初来日
トップ・セレブリティがプレゼンテーターを務め、豪華アーティストがこの日のために用意するスペシャル・ステージ、一夜だけの話題性たっぷりなコラボ・パフォーマンスなど、贅を尽くした構成が魅力のMAMAだが、この日はもう一つの柱があった。
それはMnetの大人気オーディション番組「プロデュース101」が軸になったこと。100人を超える参加者から選抜された11人がデビューする……そんな番組から、シーズン1では女性チームのI.O.I(今年1月に活動終了) が、シーズン2では男性チームのWanna Oneが誕生したが、この日はI.O.Iの元メンバーが来日し、I.O.Iをプチ“再結成”。
来日が待望されていたWanna Oneも満を持しての初来日を果たし、モンスター級のステージを披露した。さらにオープニングではシーズン2に国民プロデューサー代表として参加したBoAが貫録あるライブを演じ、1部のラストではサプライズ発表もあり。「プロデュース101」の勢いを見せつけるイベントになった。
Queen of K-POPのBoAからAKB48とのコラボまで!
ステージ上に設置された卵型状のオブジェに、「共存」の文字が各言語で映し出されると、その卵の中から、ゴールドに輝くミニをまとったBoAが颯爽と登場。観衆の視線を一身に浴びて「Girls On Top」を歌えば、それは開幕の挨拶。が、ショートバージョンを演じただけでSEVENTEENへとバトンタッチし、彼らは「No.1」をカバー。ボーカルチームが澄んだ声を響かせ、最後に全員で左手のひらを大きく広げて「No.1」と決めた後は、TWICEの出番だ。00年代中盤のBoAを彷彿とさせる白のパンタロン姿は彼女へのリスペクトの表れ。「My Name」をカバーし、いつものTWICEとは違った雰囲気を漂わせた。
その後、BoAはスタジャンからワインレッドなトップスにチェンジし、韓国での最新曲「CAMO」をパフォーマンス。中盤から赤のフラッグ部隊も合流して会場の熱気を高め、ダイナミックなオープニングを作り上げた。
「新人賞男性部門」には、Wanna One、Golden Child、The East Light.、Samuel、チョン・セウンからWanna Oneが、そして、「ベスト・アジアン・スタイル」にはEXO-CBXが選ばれ、後者はプレゼンテーターとして格闘家、秋山成勲の娘、サランちゃんがステージに上がり、花を添える。
その後、登場した俳優のソ・ガンジュンは「It's Show Time」と高らかに宣言。ここから、第一部のクライマックスとも言うべき怒涛のショーの始まりだ。
三番手のPRISTINは「WE ARE PRISTIN」と「WEE WOO」をメドレーで演じ、会場をホットに。この「プロデュース101」1stシーズンに縁のある3組に、オーディション番組「アイドル学校」出身の9人組、fromis_9、さらには「アイドル学校」で最終的に通過ならずだったヘイン、ナッティらも参加し、二大オーディション番組関連のアーティストが大挙してI.O.Iの「Pick me」を歌えば、それはI.O.Iのプチ同窓会。そしてこのコリアンチームが二手に分かれて左右のサブステージに移動すると、メインステージにはAKB48がせり上がり、トラックもダブステップに変調。カウント不能なほどに大勢の花が開いた贅沢過ぎるコラボに会場は大きく沸いた。
サプライズはまだ終わらない。AKB48のプロデューサー、秋元康には「インスパイアド・アチーブメント」という賞が贈られ、「プロデュース48」というオーディション番組のスタートを予告。壮大な仕掛けで会場を驚かせた。
fromis_9が日本でお披露目!TWICEがラブリーにステージ!
第二部は生バンドを従えたヒップホップ・アーティストのBlock B ジコから幕あけ。オープニングの「ANTI」ではロングコートをまとい、バンド・メンバーも歌詞に連動しマスクをつけてミステリアスムード。続く「Artist」ではイエローのヘアを露わにし、ダンサーもカラフル。ジコ・チャンネルが贈るスペシャルプログラムではバンドもマスクを脱ぎ捨て、赤のスーツ姿にチェンジし、ジャズとヒップホップを行き来するような魅力満点の演奏でジコを支える。そしてラストは彼がマイク持つ右手をフロアに向けてピース・アウト!そんなセホは「ベスト・ダンス・パフォーマンス女性グループ」を発表。Apink、TWICE、Red Velvet、少女時代、GFRIENDからTWICEが選出された。
「ベスト・コンサート・パフォーマー」に選ばれたのはMONSTA X。カリスマ性があって、エネルギッシュで、パワフルかつセクシー、そしてワイルド。他にノミニーがおらず、MONSTA Xの決定も文句なし。男優のソンフンからの発表を受け、彼らが登壇するまで会場には「Beautiful」が流れ、ファンも一つになってその歌を歌い、受賞を一緒に喜んだ。
2部のラストはTWICEが飾る。彼女たちのステージはノスタルジックなゲーム風の演出で、観客の参加型。まずはシャシャシャ・ダンス→TTダンス→チリチリ・ダンスのレッスンをファンに施し、“TWICEの様に踊ろう”と呼びかけて、いよいよ本番だ。イントロはピコピコとしたファミコン風サウンドに乗せ、メンバーがゲームの主人公のようにダンシング。そこから「TT」、「SIGNAL」と続け、ラストは「LIKEY」をリミックスバージョンで。終盤では天井からハート型の風船が舞い降り、アリーナは一層ラブリーな空間になった。
超大型新人グループ、Wanna Oneが遂に日本上陸!
3部では、この日の主役と言っても過言ではないWanna Oneが遂に登場だ。まずはビデオでこれまでの軌跡を辿り、白のステージ衣装に身を包んだ彼らが姿を現すと、この日、一番の悲鳴にも絶叫が響く。1曲目の「Energetic」はチーム全員で演じる“ピアノを弾いている風”の振付がポイント。が、ここではファン・ミンヒョンによるグランド・ピアノの弾き語りからスタートし、さすが、今一番の売れっ子たちは見せ方が違う。
続く「Burn It Up」では燃え滾るマグマや炎をバックに熱量の高いステージを披露し、カン・ダニエルとパク・ウジンは腹チラでフロアを沸かす。ファンも「Burn It Up」と声をかけ、フロアの温度も急上昇。白のバックダンサーが合流すれば、炎も白い色に変化し、彼らの勢いは真っ赤な炎すら自分たち色に染めていく。終盤ではブレイクをとって、たっぷりのタメを作り、ファンを焦らして、再び「Burn It Up」! ジャパン1stステージはあっという間の2曲だったが、彼らは圧倒的な存在感を残していた。
その後、全世界のファン投票で選ばれる「グローバル・ファンズ・チョイス」にはEXOが選ばれ、EXO-CBXが代表して挨拶。
「こんなにも豪華でグローバルな音楽祭に呼んでいただきとても光栄です。こういった機会がどんどん増えて、国と国の距離が縮まっていけば、もっと良くなっていくんじゃないかと思います」
そんな未来志向の挨拶の後は、EXO、NCT 127、MONSTA X、防弾少年団、VIXX、SEVENTEENというノミニーがアナウンスされるが、栄冠はSEVENTEENの手に。佐藤が直接彼らにトロフィーが授与し、祝福した。
もちろん、それは昨年10月に「Hey Mama!」でデビューを果たしたEXO-CBX。まずはそのデビュー曲を歌うが、黒のドレッシーな姿とカラフルなサウンドとのギャップが彼らをますます輝かせる。そして日本デビュー曲「Ka-CHING!」では、イントロにEXOの「Keep on Dancing」風サウンドを練り込み、豪華な仕立て。ファンを唸らせ、圧巻のパフォーマンスでライブの大トリを飾った。
ラストはボゴムが一人でステージに立ち、「Music makes one」とメッセージ。彼の言葉通り、3ヶ国で開催されたMAMAは、国や人種や世代を超えて、音楽で一つになれることを実感できるイベントになった。また第一部で発表があったように、来年は「プロデュース48」という新たなオーディション番組が始まる。「プロデュース101」から「プロデュース48」へ、秋元康も登壇したMAMAは、その橋渡しをするイベントとしても大きな意味合いを持っていた。
ライター:きむ・たく
「2017 MAMA in Japan」関連記事:http://news.kstyle.com/topicNews.ksn?topicNo=10840【公演概要】
「2017 MAMA in Japan」
開催日:2017年11月29日(水)
会場:横浜アリーナ
出演:EXO-CBX、SEVENTEEN、TWICE、Wanna One ほか
【セットリスト】
<1部>
01. <INTRO> / BoA
02. Girls On Top / BoA
03. NO.1(BoA) / SEVENTEEN
04. My Name(BoA) / TWICE
05. Only One / BoA&Wanna One ファン・ミンヒョン
06. CAMO / BoA
07. Beautiful<Rap INTRO> / MONSTA X
08. Beautiful(Perf ver.) / MONSTA X
09. Dance Perf. + DRAMARAMA / MONSTA X
10. Sugar High + I don't like your Girlfriend / Weki Meki
11. Hands on Me + Why Don’t You Know / キム・チョンハ
12. We are PRISTIN + WEE WOO / PRISTIN
13. PICK ME / キム・チョンハ&Weki Meki&PRISTIN&fromis_9&アイドル学校&AKB48 Aチーム(16名)
14. ヘビーローテーション / キム・チョンハ&Weki Meki&PRISTIN&fromis_9&アイドル学校
15. 恋するフォーチュンクッキー / キム・チョンハ&Weki Meki&PRISTIN&fromis_9&アイドル学校&AKB48(32名)
<2部>
16. ANTI / Block B ジコ
17. ARTIST / Block B ジコ
18. INTRO + ガラスの靴 / fromis_9
19. INTRO Perf. / TWICE
20. TT / TWICE
21. SIGNAL / TWICE
22. DANCE Perf. + Likey / TWICE
<3部>
23. INTRO Perf. / Wanna One
24. Energetic / Wanna One
25. Bridge Perf. + Burn It Up(Prequel Remix) / Wanna One
26. MANSAE INTRO Perf. / SEVENTEEN
27. CLAP / SEVENTEEN
28. OVERCOME INTRO Perf. / NU'EST W
29. WHERE YOU AT / NU'EST W
30. HEAVEN / NU'EST W & SEVENTEEN
31. INTRO + Hey Mama! / EXO-CBX
32. Bridge Perf. / EXO-CBX
33. Ka-CHING!(Remix ver.) / EXO-CBX
「2017 MAMA in Japan」受賞者
新人賞:Wanna One、PRISTIN
ベスト・アジアン・スタイル・イン・ジャパン:EXO-CBX
インスパイアードアチーブメント:秋元康
ベスト・オブ・ネクスト:I.O.I出身キム・チョンハ
ベスト・ダンス・パフォーマンス女性グループ:TWICE
ベスト・ダンス・パフォーマン男性グループ:SEVENTEEN
ベスト・コンサート・パフォーマー:MONSTA X
ディスカバリー・オブ・ザ・イヤー:NU'EST W
Mwaveグローバル・ファンズ・チョイス:EXO
ベスト男性アーティスト(男性歌手賞):Block B ジコ
ソング・オブ・ザ・イヤー(今年の歌賞):TWICE「SIGNAL」
【Mnet 放送情報】
・「2017 MAMA in Japan 字幕版」2018年1月27日(土) 12時~(予定)
・「2017 MAMA in Hong Kong 字幕版」2018年2月3日(土) 12時~(予定)
2017 MAMA 公式ホームページ(日本):http://jp.mnet.com/special/2017/mama.m
MAMA 公式ホームページ:http://jp.mnet.com/
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- Kstyle編集部
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