韓国ドラマは脇役がスゴイ!「パラサイト」から「トッケビ」「愛の不時着」まで、物語を彩る女優たちの七変化
WILLエンターテインメントInstagram/ACE FACTORY/「愛の不時着」ヒットドラマや映画には必ず素晴らしいバイプレイヤー(名脇役)が存在します。特に韓国では著名な総合大学の多くに演技を学ぶための演劇・映像関連学科が存在して高い演技力を持つ俳優の層が厚いことや、韓国ドラマの話数が多く脇役のキャラクターまでも色濃く描かれることから、印象的なバイブレイヤーを挙げたらキリがないほど。
そこでKstyleでは、最近活躍がめざましいバイブレイヤーをピックアップ。演じる役柄によって見た目や話し方、性格までガラリと変えるカメレオン俳優たちを紹介します。
◆ヨム・ヘラン
写真=ACE FACTORY「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」で、ウンタク(キム・ゴウン)母が残した保険金を狙い、ウンタクを召使のごとくこきつかう極悪非道な叔母役を演じ、その悪人ズラがあまりにも強烈だったヨム・ヘラン。続く「無法弁護士~最高のパートナー」でも、絶対権力者の手足となって悪事を重ねる秘書ナム・スンジャ役を演じ、視聴者をイライラさせました。
tvN「トッケビ」
KBS 2TV「椿の花咲く頃」
OCN「悪霊狩猟団:カウンターズ」ポスターカメオ出演も多く、「刑務所のルールブック」では、麻薬中毒の息子ハニャン(イ・キュヒョン)に厳しく当たるも心の中では息子を心配する母親役で出演。「賢い医師生活」では第1話で、3年間の闘病の末に死亡宣告を受けた子供の母親役で登場し、延命治療をめぐって担当のジョンウォン(ユ・ヨンソク)にくってかかるも、娘の死後には心からのお礼を言うシーンが印象的でした。
◆キム・ソニョン

「椿の花咲く頃」で、オンサン商店街のおばちゃん仲間“通称オベンジャーズ”のリーダー格パク・チャンスク役を演じたキム・ソニョン。最初はドンベクを偏見の目で見るも、親しくなってからは限りなく温かく、ピンチを助ける情に厚い姿や、饒舌な語り口調と個性的なのおばちゃんファッションで視聴者を楽しませました。続いて出演した「愛の不時着」では、北朝鮮軍陸軍少尉の妻で舎宅村の人民班長ナ・ウォルスク役。夫の昇進のために大佐の妻ヨンエ(キム・ジョンナン)に尽くし、厳しい宿泊検問で住民から恐れられていますが、根は優しくて情に厚く、酒に酔うととんでもない失言を連発するシーンが爆笑でした。
tvN「愛の不時着」1995年に演劇でデビュー。2014年の「ホテルキング」でドラマ初出演し、その翌年「恋のスケッチ~応答せよ1988~」で、夫を亡くし、高校生の息子ソヌ(コ・ギョンピョ)と幼い娘を懸命に育てる母親キム・ソニョン役で大ブレイク。ソヌの服やスニーカーを買うために銭湯の清掃の仕事を内緒で始める母ソニョンと、その事実を知って胸を痛める息子ソヌの母子愛は涙なしでは見られませんでした。
tvN「ロマンスは別冊付録」「ショッピング王ルイ」では、ルイ(ソ・イングク)の祖母ゴールドライン会長(キム・ヨンオク)の執事ホ・ジョンラン役。敏腕執事ですが、高校時代は“釜山の斧”と呼ばれる不良だったことがわかり大爆笑。犬猿の仲のキム執事(オム・ヒョソプ)とラブラインも見どころでした。
MBC「ショッピング王ルイ」シン・ウォンホ監督との縁で「刑務所のリールブック」にカイスト(パク・ホサン)の元妻役で第13話(全16話版)にカメオ出演。「賢い医師生活」には第7話に患者役で出演。「恋のスケッチ~1988~」のキム・ソニョンとチェ・ムソンがそのまんま夫婦役で登場してファンを喜ばせました。顔を見るだけで「なにかが起きそう」とワクワクさせる女優キム・ソニョン。彼女の夫はイ・スンウォン映画監督で、演技のアドバイス受けることもあり、それが演技の深みに繋がっているのだとか。
◆ペク・ジウォン
写真=IKKLEエンターテインメント「ボーイフレンド」でパク・ボゴム扮するジニョクの母親役を演じ、立場が違い過ぎる息子の恋を心配するあまりスヒョン(ソン・ヘギョ)に「別れてくれ」と涙ながらに訴える姿が印象的だったペク・ジウォン。「熱血司祭」ではクダム聖堂の主任修道女キム・インギョン役で、すぐにキレる司祭ヘイル(キム・ナムギル)をなだめながらも、ある時はヘイル以上にキレやすいキャラクターが大人気。後半には意外な過去の特技(?)によってヘイルの力になり、その反転が大きな話題をさらいました。
tvN「ボーイフレンド」若い頃は、ひとえまぶたの平凡な顔が女優に向いていないと言われてコンプレックスだったそうですが、今はその平凡さがどんな役でもこなせる強みになり、派手さはなくても空気のようにどんな作品にも自然に溶け込む演技が高く評価されています。
SBS「熱血司祭」
IKKLEエンターテインメントInstagram:「ラケット少年団」◆ソ・イスク
写真=QUANTUM ENM「ホテルデルーナ~月明かりの恋人」で、この世とあの世を行き来しながら人間の生死苦楽を管理しているマゴ神を演じたソ・イスク。マゴ神は12姉妹役という設定ですが、ドラマでは6人だけ登場したため、ソ・イスクは1人6役を演じています。姉妹それぞれが派手、無口、真面目、冷酷……など異なるキャラクターゆえに、声のトーンを変えてみたところ、自分でも混乱して演じるのに苦労したそうです。
tvN「ホテルデルーナ」
ソ・イスク Instagram:「スタートアップ」
JTBC「夫婦の世界」一方「誰も知らない」では、聖痕連続殺人最後の犠牲者の母役で出演。殺害された親友への罪悪感から刑事となって事件を追うチャ・ヨンジン(キム・ソヒョン)を娘のように気遣う慈悲深い人物を演じています。
◆イ・ジョンウン
写真=WILLエンターテインメント映画「パラサイト 半地下の家族」で物語のキーマンとなるパク家の家政婦ムングァン役を演じて世界にその名を知らしめたイ・ジョンウン。2009年の映画「母なる証明」でポン・ジュノ監督作品に初出演し、2017年の韓米合作アクション・アドベンチャー映画「オクジャ/okja」では、オクジャの鳴き声を担当しました。
Netflixの人気作品「椿の花咲く頃」では、幼いドンベクを児童養護施設に置き去りながら、いきなり現れて葛藤をもたらす母ジョンスク役で出演し、その目的が明かされると号泣した人も多いでしょう。
WILLエンターテインメント Instagram:「椿の花咲く頃」「パラサイト 半地下の家族」の後、制作陣の熱烈オファーを受けて出演した「他人は地獄だ」では、イム・シワン扮する主人公が入居するエデン考試院の大家オム・ボクスン役を怪演。一見、世話焼きでフレンドリーだが、知れば知るほどうさんくさい謎めいた人物で、WEB漫画家の原作者キム・ヨンキが原作の「イメージにぴったりだ」と絶賛するほどのシンクロ率を見せました。イ・ビョンホン主演「ミスター・サンシャイン」では、キム・テリ扮するジョンウンお嬢様の小間使いハマン宅役で、コミカルかつキュートなキャラクターで愛されました。
CJエンターテインメント「パラサイト」
写真=WILLエンターテインメント「パラサイト」Netflixで好評の「ロースクール」では、民法を担当するキム・ウンスク教授役。韓国屈指のロースクールで起きた殺人事件を紐解こうとするヤン・ジョンフン教授(キム・ミョンミン)と学生たちを助けるキーパーソンで、ドラマの緊張感を高めています。
ロールモデルに挙げる樹木希林のように、特有の個性と情緒を持った女優イ・ジョンウンからこれからも目が離せません。
ライター:安部裕子
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- Kstyle編集部




















